熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

廃炉への道

2016-11-07 00:51:33 | Weblog
NHKスペシャル「廃炉への道2016 調査報告 膨らむコスト ~誰がどう負担していくか~」を見ました。

メルトダウンした3つの原子炉を同時に「廃炉」にするという、世界でも例のない取り組みです。

福島第一原子力発電所の事故から5年半が経ち、核燃料の除去など、技術的な困難があらわになる中、もう一つの難題が浮かび上がっています。

事故収束に向けた費用が想定以上に膨らみ、現行の仕組みでは持続的にまかなっていくことが極めて難しくなりつつあります。

人件費や技術開発費の増大だけではない。住民帰還のための除染のコストや、賠償費の膨張も著しい。またこうした費用をまかなっていく「仕組み」も、壁にぶつかっていて、先頃東京電力も、負担の厳しさを訴え、さらなる国の追加支援を求める方針を示しました。

こうした「コスト」の問題は、廃炉の方法や住民帰還など政策の根幹に関わるものです。

この番組では、廃炉を「コスト」という切り口から徹底検証しています。

一体どれだけ膨らむのか。その負担は誰がどのように担っていくのか。事故コストの全体像を可視化し、持続可能な「廃炉への道」を考える優れた番組ですね。

NHKのスタッフが、情報公開請求で収集した資料を時間を掛けて分析し、原発費用負担の課題を明らかにしています。

それにしても政府与党、東電、経済産業省、環境省ともに隠蔽体質の醜さが浮き彫りになっていましたね。

当初、発表された費用の何倍もお金を使っているのに、その実態も公表していません。

当初、意図的に少ない費用を公表して何倍もの費用負担が発生してから、費用が増加した嘘の理由を公表するという方法は、東京オリンピックの費用と同じ構造です。

NHKスペシャルの質の高さに驚かされます。

はさすがにNHKは違いますね。

民法では、スポンサーに遠慮してかこのような廃炉費用負担の闇に迫る番組は逆立ちしても作れませんね。

せいぜい娯楽番組でお茶を濁すのが精いっぱい。

ジャーナリズムの端くれにいるのなら、少しは意地を見せたらどうなのか。

情けなくなりますね。







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