テレビ朝日のモーニングショーの「そもそも総研」コーナーは、参考になる情報が満載で、毎回楽しみにしています。
今回は、「好適環境水」を取り上げていました。
海水魚も淡水魚も成育できる不思議な水が好適環境水です。
海水魚と淡水魚の大きな違いは、浸透圧の調整機能で、魚の体液は海水魚も淡水魚もほぼ同じです。
そのため、通常でも淡水魚は体液よりも薄い淡水が体内に入り込み、海水魚は体液が体の外へ逃げ
出していきます。
これを防ぐため、淡水魚は水を飲まないようにして、尿の形で水分を体外へ排出しています。
逆に海水魚は水をどんどん取り入れ、えらから塩分を排出ています。
好適環境水は魚の浸透圧調整に深くかかわるK、Naなどの成分と濃度を特定して、わずかな濃度の電解質を淡水に加えることで好適環境水を生みだしています。
この好適環境水は、岡山理科大学の山本俊政アクアリウム学科長らが開発しました。
メリットは、まず第一に製造が低コストで可能であるということ、その他様々なメリットがあり、水資源のみで海水魚の養殖が可能(山村が漁村に変わる!山間部における産業の創出)、受精卵か
ら出荷まで海水の必要性がない、海水と比較し成長が早い、魚病のリスクが低く魚病薬に頼らない有機栽培が可能、魚種による適合性が広い、微小プランクトンの培養が可能、 天候に左右されず計画出荷が可能、などが挙げらるそうです。
つまり、山村でも漁業ができるようになったことです。
例えば、海に面していない山梨県産、群馬県産、栃木県産の伊勢エビやふぐ等の高級魚が市場に出回ることも可能となります。
日本の未来の水産業というより、世界の未来の水産業を支える技術となりますね。
保護主義の米国や覇権主義の中国とは、一線を画して技術で世界に貢献する日本を目指したらどうでしょうか。
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海水魚も淡水魚も成育できる不思議な水が好適環境水です。
海水魚と淡水魚の大きな違いは、浸透圧の調整機能で、魚の体液は海水魚も淡水魚もほぼ同じです。
そのため、通常でも淡水魚は体液よりも薄い淡水が体内に入り込み、海水魚は体液が体の外へ逃げ
出していきます。
これを防ぐため、淡水魚は水を飲まないようにして、尿の形で水分を体外へ排出しています。
逆に海水魚は水をどんどん取り入れ、えらから塩分を排出ています。
好適環境水は魚の浸透圧調整に深くかかわるK、Naなどの成分と濃度を特定して、わずかな濃度の電解質を淡水に加えることで好適環境水を生みだしています。
この好適環境水は、岡山理科大学の山本俊政アクアリウム学科長らが開発しました。
メリットは、まず第一に製造が低コストで可能であるということ、その他様々なメリットがあり、水資源のみで海水魚の養殖が可能(山村が漁村に変わる!山間部における産業の創出)、受精卵か
ら出荷まで海水の必要性がない、海水と比較し成長が早い、魚病のリスクが低く魚病薬に頼らない有機栽培が可能、魚種による適合性が広い、微小プランクトンの培養が可能、 天候に左右されず計画出荷が可能、などが挙げらるそうです。
つまり、山村でも漁業ができるようになったことです。
例えば、海に面していない山梨県産、群馬県産、栃木県産の伊勢エビやふぐ等の高級魚が市場に出回ることも可能となります。
日本の未来の水産業というより、世界の未来の水産業を支える技術となりますね。
保護主義の米国や覇権主義の中国とは、一線を画して技術で世界に貢献する日本を目指したらどうでしょうか。
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