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映画・ウォールフラワー

2013年12月03日 | 映画(海外)

 

2012年 アメリカ
原題 The Perks of Being a Wallflower

 

 

時代背景は1980年代後半から90年代初頭
高校に入学したばかりのチャーリー(ローガン・ラーマン)
友だちはゼロ、誰も挨拶してくれない、ランチも独りぼっち
誰かが声をかけてくれるとしてもイジメか悪口
唯一、国語のアンダーソン先生(ポール・ラッド)だけがチャーリーの長所を認め優しく接してくれる
両親との関係も悪くはないけれど全てを打ち明ける相手ではない
兄は大学で家を離れているし、姉は自分の恋愛で手いっぱい

 

学校のアメフト部の試合を見に行き、上級生で同じ授業を選択しているパトリック(エズラ・ミラー)を見かけたチャーリーは一大決心をして声をかけた
気さくに「一緒に座らないか?」と勧めてくれるパトリック
そこにやって来たのがやはり上級生でパトリックの義兄妹・笑顔が素敵なサム(エマ・ワトソン)
試合が終わると当然のように店に誘ってくれる二人
音楽の話題でチャーリーの知ったかぶり発言にも気づかぬふりをしてサラリと正してくれる
卒業生歓迎パーティの夜、定位置の壁際にいたチャーリーだったが、派手に踊るパトリックとサムにつられて、ついに壁の花から卒業、ダンスの輪に入ることが出来た

 

パトリックたちの仲間になれたチャーリー
いつものイジメや無視はあるけれど楽しい高校生活が始まる
いつも明るく振る舞っているパトリックとサムだが彼らにも苦悩や迷いはあるらしい

 

その役目を果たしていない父親に代わり、大人としてチャーリーに大きな影響を与えるのがアンダーソン先生です
いつも授業の後に短い会話を交わします
印象的だったのは
「なぜやさしい人たちは、間違った相手とデートを?」
「自分に見合うと思うからだ」
「本人の価値を教えるには?」
「試せばいい」

 

やさしい人たち、とはパトリックとサム
間違った相手、とはパトリックとサム、それぞれの恋人を指します

 

いつも選ぶ相手を間違えてしまう人
自分に酷いことをする恋人を選んでしまう人はたくさんいる
自分は酷い扱いを受けても仕方ない人間だと思わないで、自覚することで、ありのままの自分を受容れる人と出会って欲しい
そんな思いでチャーリーはパトリックやサムの哀しみに向き合います

 

友人に2度離婚している子がいます
彼女は決して悪い人間ではないのに、どうしてなのか選ぶ相手が良くないのですねぇ
彼女の価値を本当に理解出来る人に出会える日が来ないものか、とよく思うのですがなかなか難しいようです…

 

 

 

作家になる夢を持ついじめられっ子が初恋の相手に出会い、同じくはみ出し者である友との友情を深め、自分の暗い過去と向き合い未来に歩み出す

あの時代を過ぎて早やン十年の自分ですが、孤独と不安に怯えるチャーリー、陽気さの奥の繊細な優しさと陰影を持つパトリック、自分にふさわしくない相手を選んでしまう愛への臆病さや素朴さ、真っ直ぐな心を持つサムを演じた若手俳優さんたちの熱演に、遠いあの頃を懐かしく思い出しました

 

 

原題の直訳は

『壁の花でいることの特権』
華やかな輪の中に入れず壁の花として周囲を観察して理解している人の特権
スティーブン・チョボスキー監督は
人をジャッジしない(チャリーの台詞にもあります)、この人はこうだと決めつけない、そんな風に感じられることが特権ではないか、と仰っています

 

 

 

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