読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく生活したいですね!

映画・しあわせへのまわり道

2015年09月05日 | 映画(海外)

 

原題 Learning to Drive
2014年 アメリカ

 

 

文芸評論家として成功を収め、ニューヨークのアッパー・ウェストサイドに暮らすウェンディ(パトリシア・クラークソン)
ある日突然、21年連れ添った夫テッド(ジェイク・ウェバー)から別れを告げられます
7年毎に起きる『病気』だと軽く考えていたウェンディでしたが、現実はかなりシビアで、娘のターシャ(グレース・ガマー)を通して別居の法的手続きを始めたことを聞かされます
しかも衝撃的なことに、テッドの浮気相手はウェンディが称賛する女流作家だというのです
車の運転すら夫に頼りっぱなしだったウェンディは一念発起、運転免許をとろうとインド人のダルワーン・トゥール(ベン・キングズレー)のもとで教習をうけることにします
運転には人柄が現れるといいます
ダルワーンはウェンディの心のうちを読み取っているかのような的確なアドバイスを告げます
「運転中は平常心を保つことが大切、もちろん普段の生活でも」
他にも色々ありましたが、どれも頷ける言葉ばかりでした

 

知識の中だけで生きてきて生身の夫と向き合ってこなかった為、夫に捨てられたウェンディですが、ダルワーンの誠実な人柄と教習を通して少しずつ自分と向き合い外の世界に心を開いていき、まわり道はしたものの過去を受容れ挫折を乗り越えようとします
一方、インドからの政治亡命者で厳格なシク教徒のダルワーン
無骨で正直で真面目、ほとんど問題もないような彼も故郷の妹が薦めたジャスリーン(サリター・チョウドリー)との結婚で知った、他人を理解すること、受容れることの難しさと、うまくやっていく為の努力の大切さをウェンディからの言葉で学ぶのでした

 

恋愛関係に発展しそうでしないウェンディとダルワーン
結局のところ純粋な友情に収まったようです

 

迷いや不安に苛まれた人生も良き人との出会いで平安に導かれる
まわり道の末、人生の再出発を決める大人の物語
単なる娯楽映画では終わらない崇高さを感じた作品でした

 

 

『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (2)   トラックバック (6)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 奥田英朗「ナオミとカナコ」 | トップ | 細谷功「仕事に生かす地頭力」 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふじき78)
2015-09-13 10:19:21
この映画のタイトルの平仮名率の高さを見て、広告代理店がこうしておけば女性がたくさん見に来てくれるだろうと目論んでるような気がしてるんですが実際、こう平仮名にして柔らかい感じにした方がいいんですかね?

全部漢字の「幸福廻道」とかにすると中国映画見たいだから、ここまですると男女関係なくマニアじゃないと見ない感が強まってしまいますが。
ふじき78さん (こに)
2015-09-14 08:23:41
邦題にはひと言申し上げたい作品が多いですね。
「しあわせ」「幸せ」「人生」と入っているとかなり警戒し、必ず原題を確認します。
観客はLearning to Driveからは車の運転しか想像できないと思われているのか。
日本人の感性も随分と変化してきていて原題そのままでも十分受け入れられるとは思うのですけどね。
仰る通り、目論んでいるでしょう(笑)
馬鹿にされているようにも感じられますケド。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

6 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
しあわせへのまわり道 / Learning to Drive (勝手に映画評)
アメリカ・ニューヨーカー誌に掲載された実話を下にした映画。 ニューヨークを舞台にしたインド人が出る映画としては『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』あって面白かったのと、これは舞台はインドですが、『めぐり逢わせのお弁当(The Lunchbox)』が非...
しあわせへのまわり道 (とりあえず、コメントです)
キャサ・ポリット著の同名エッセイをもとに人生の岐路に立った主人公たちを描いたヒューマンドラマです。 予告編を観て、パトリシア・クラークソンとベン・キングズレーのコンビが どんなドラマを見せてくれるのだろうと気になっていました。 全く違った人生を歩んできた...
しあわせへのまわり道 (映画好きパパの鑑賞日記)
 NYのハイソな女性が、インド人のタクシー運転手から自動車教習を受けるうちに友情をはぐくむとともに、前へと歩き出す物語。イザベル・コイシュ監督がこんなぬるいハートフルコメディを撮るとは驚きました。  作品情報 2014年アメリカ映画 監督:イザベル・コイシ...
『しあわせへのまわり道』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、ふーんふじき★★★ (ふじき78の死屍累々映画日記)
五つ星評価で【★★★ケチを付ける所はないけど、特に心酔もしない。多分、自分と世界が違いすぎるのだと思う】 ヤンキーおばさんが亡命してタクシー運ちゃんをやってるインドの ...
しあわせへのまわり道★★★ (パピとママ映画のblog)
『ナイト・トーキョー・デイ』などのイサベル・コイシェ監督がメガホンを取り、パトリシア・クラークソンと名優ベン・キングズレーが共演を果たした感動作。性別も人種も宗教も異......
映画評「しあわせへのまわり道」 (プロフェッサー・オカピーの部屋[別館])
☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年イギリス=アメリカ合作映画 監督イザベル・コイシェ ネタバレあり