読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2016年10月10日 | 映画(海外)

 

「ビッグ・フィッシュ」
原題 BIG FISH
2003年 アメリカ
ファンタジーと現実を織り交ぜて描く父と息子の物語
虚言癖のある父は息子の結婚式で、昔から何度も語ってきた息子の誕生日に巨大魚を釣った話をします
そんな父を疎ましく思い連絡を絶っていた息子ですが、父の死が迫ったことで実家を訪ねます
父の話には作り話が多いけれど、話していないこともあるはずと考えた息子は、色々と調べ始めるのでした
いかにもティム・バートンらしい展開もラストはほっこり切なく、父を理解出来た息子に『良かったね』と言ってあげたくなりました

 

 

「パリ、テキサス」
原題 PARIS,TEXAS
1984年 西ドイツ・フランス
フランスのパリではなく、アメリカ・テキサス州のパリを目指して砂漠を彷徨う男性
行き倒れになったところ、彼が持っていたメモから弟の所在がわかり迎えに来ます
彼は、幼い息子を弟に任せて、家を出た若い妻を探し求めて彷徨っていたのでした
初めのうちは主人公の身勝手に半ば怒りながら見ていたのですが、息子との不器用な接し方や、再会した妻に語る本音に徐々に惹きつけられていきました
主人公の母親の顔と妻の顔が重なるシーンの意味するものは?
ラストに流れる切ないギターが忘れられません

 

「午後の曳航」
原題 THE SAILOR WHO FEEL FROM GRACE WITH THE SEA
1976年 イギリス、日本
原作・三島由紀夫
海辺の街に母と暮らす少年
同級生たちとの“秘密結社”モドキ遊び、性や暴力への興味
成長期の精神的に不安定な少年たちが向かった先にはとんでもない悲劇が待ち受けるのでした
原作の素晴らしさがきちんと表現されていると思います

 

 

「なまいきシャルロット」
原題 L’EFFRONTEE/CHARLOTTE AND LULU/IMPUDENT GIRL
1985年 フランス
13歳のシャルロットのひと夏を描きます
何だか分らないけれど学校でも家でも不愉快なことばかり
反抗期のようです
たまたま出会った同い年の天才ピアニスト・クララに付き人を頼まれ有頂天になるシャルロット
しかし、それは単なる気まぐれから出た言葉でしかなかったのです
傷ついて家に戻ってみれば、いつもと変わらない日常が待っていました
冷静に自分を見つめ直すことが出来るようになったシャルロット
すこし成長できたようです
思春期の女の子のイライラをシャルロット・ゲンズブールが等身大で演じています
今は立派な大女優となったゲンズブール、とってもキュートです

 

 

「スローターハウス5」
原題 SLAUGHTERHOUSE-FIVE
1972年 アメリカ
原作・カート・ヴォネガット・Jr
原作は読んだのですが細かい内容は覚えていません
一体全体どんな話だったのか復習の意味で観ました
実業家として成功した老境の男性が回想録を書こうとします
第二次大戦、飛行機事故、自殺etc
時間と空間を越えた男性の体験を描きますが時間軸がバラバラ
ついていくのが大変でした
少しずつ原作を思い出し、ラスト間近になってやっと全部が繋がって『そうだった』って感じ
好みの問題もあるかもしれませんが、私には文字でも映像でもヴォネガットはチョット難しいです

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« H・P・ラヴクラフト「ラヴク... | トップ | 秋冬物編み物始めました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(海外)」カテゴリの最新記事