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映画・ヘルプ 心がつなぐストーリー

2012年04月05日 | 映画(海外)

 

2011年 アメリカ
原題 THE HELP


146分という長さ
睡眠不足で心配だったのですが最初から最後までスクリーンから目が離せませんでした

1960年代アメリカ南部
奴隷制度など遠い過去の話と思われる時代に、州によって当然のように推し進められていた人種隔離政策
大学を卒業し故郷に戻った作家志望のスキータ(エマ・ストーン)
母親や友人からは、早く結婚して専業主婦となり子供を産み育てるのが女性の幸せ、などと言われ違和感を覚える
さらに白人社会で黒人メイドたちの置かれた立場を目の当たりにした彼女は、メイドたちの声を集め本を書こうと動き出す

 

真実を語れば、メイドの仕事を失うだけでなく殺されかねない南部で、最初に勇気を出してスキータのインタビューに応じてくれたのがエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)
彼女の友人、ミニー(オクタヴィア・スペンサー)や仲間たちの証言が続々集まり出版された「HELP」はベストセラーに
町中の人々が本を購入し、ある人はほくそ笑み、ある人は自分がモデルだとわかって絶叫し
それで、差別問題が解消されるのか
現実がそうであるように、そうは簡単にはいきません

自分の考えをはっきりと言葉にするスキータにとっても、黒人メイドたちにとっても、差別社会との闘いはまだ終らないのです
ラスト、銀のスプーンを盗んだ嫌疑で解雇されたエイビリーンが真っ直ぐな道を歩いていく後姿には明るい明日が見えてきました

人は、群れを作ってほんの少し違うところのある人を差別し攻撃します
白人と黒人だけでなく、男性と女性、上流社会と貧民層
様々な差別が描かれているこの映画
差別だけでなく、親子関係など、色々と考えさせられました

底の深い闇を随所に散りばめられたユーモアが救ってくれていました


婦人会のリーダーで悪役の代表・ヒリー(プライス・ダラス・ハワード)
ヒリーの元カレと結婚したうえ貧民層の出だと見下され、ヒリーとその取り巻きから程度の低いイジメを受けるシーリア(ジェシカ・チャステイン)
アメリカ映画らしい女の闘いも見ものです


スキータのファッションが好き
真っ直ぐの長い足と、ピっと上がったお尻でなければ似合いませんけどね
エマ・ストーンの容姿から(顔が崩れる前の)マイケル・ジャクソンが思い出されて仕方ありませんでした
私だけ?

 

 

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8 コメント

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Unknown (たんぽぽ)
2012-04-05 20:42:06
シーリアのエピソードが好きでした。彼女は黒人に何の偏見もなく、一緒にキッチンで食事をしたりしますよね。
ヒリーの態度には上流階級の鼻もちならない傲慢さ、いじめの構図がくっきり現されていました。
この当時なら、黒人がアメリカ大統領になるなんて、想像もつかなかったでしょうね。
徐々にではありますが、世の中は、いい方に変わっていますよね。
たんぽぽさん (こに)
2012-04-05 20:56:18
私も、シーリアは好ましく見ました。上流家庭の出じゃないからでしょうか。男性陣の中でもシーリアの夫だけが存在感がありましたしね。
スキータの母親も葛藤があったんですねぇ。
ひとつ前の記事の「ディーセント〜」の中にも、たんぽぽさんの仰るように「世の中は徐々に良い方向に変わっていて、後退することはないだろう」という一文がありました。
少しずつ少しずつ、ですね。
Unknown (ほし★ママ。)
2012-04-07 09:27:42
大きなクリクリの目と縮れた髪のエマちゃん。
私も、マイケルを思い出してました〜
 
憎まれ役に徹したハワード嬢始め、キャストの演技も
華やかさや、理知的な感じや、服装ひとつとっても
すごくこだわりのあるいい映画でした!
ほし★ママさん (こに)
2012-04-07 11:50:18
そうですよね!
スキータのお化粧が、この時代のとは少し違ってて、周囲から浮いた感じがしたのも効果的でしたね。
ヒリーも、あそこまで徹底的な悪役となると女優魂に拍手を送りたくなるくらいでした。
これからもよろしくお願いします。
こんばんはー☆ (kira)
2012-04-07 22:16:49
解りやすくて日常のいくつかに焦点を当てているのが
話を複雑にしないで良かったのかな〜と思いました。
ヘルプに頼っている料理は口に入れるわ、子供も新生児から預けるわ、なのに、
トイレが危ないとは、もはやイジメ以外になかったですよね〜(苦笑)
コミカルな感じで楽しめました
kiraさん (こに)
2012-04-08 10:17:37
訪問&コメントありがとうございます。
そうですね。とてもわかりやすい映画でした。
あの矛盾した台詞がごく普通に口に出せる時代だったのですね。
ミニーの報復パイ、そこまでやるか!
やられたヒリーも、頑張るな〜、って思いました。
満足の映画でした。
こんにちは (はらやん)
2012-05-06 16:18:04
こにさん、こんにちは!

まったく同じように感じました。
本作は黒人差別だけでなく、他の差別についても描かれていて社会性のある映画ですが、決して深刻になり過ぎることなくほどよくユーモアでくるまれているのが、観ていて心地よかったです。
僕も見終わってkら2時間半もある作品だったんだと思うくらいで、長さをかんじさせない作品でしたよね。
はらやんさん (こに)
2012-05-08 19:01:06
同じような感想、嬉しいです。(^.^)
今から100年後には、21世紀初頭にはあんな差別があった、なんて映画が作られるかもしれませんね。
いつの時代も何かしらの差別があります。
人間社会から完全に差別が無くなる日が来るんでしょうか。

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