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奥泉光「シューマンの指」

2010年11月17日 | あ行の作家
講談社
2010年7月 第1刷発行
314頁

奥泉さんがシューマンについて熱く語っておられた姿が思い出されます
音楽小説
青春小説
BL小説
ミステリー小説

音楽小説の色合いが最も濃いと思います
音大を中退、現在は医師をしている物語の語り手、里橋優
里橋が高校3年の時に入学してきた将来を嘱望されていた天才美少年ピアニスト永嶺修人(修=シュー+人=マン) ← 凝ってますよね
永嶺に強く惹かれる里橋、里橋の卒業式の夜、高校で起きた女子生徒殺人事件
その後、ピアニストとして指に致命的な怪我を負ったはずの永嶺がヨーロッパでピアノを弾いていたという知らせが届く
あの殺人事件から30年が過ぎ、今、真実が明かされていく
長い年月と共に曖昧になる記憶と夢と幻想の境界
最近の奥泉作品にみられるような理念的な仕掛けは少ないので物足りなさを感じる部分もありましたが
『文学で聴く音楽』を楽しませていただきました
勿論
シューマンを聴きながら読みました

「ダヴィッド同盟舞曲集 作品6」
「幻想曲 ハ長調 作品17」
「ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」
「謝肉祭 作品9」
「子供の情景 作品15」
「クライスレリアーナ 作品16」
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4 コメント

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曲名タイトル感謝です! (latifa)
2011-02-05 11:47:48
こにさん、こんにちは!
わー、最後に羅列してくださっていますね。
今更調べるの面倒だからいいや・・って思ってたのだけれど、このリストのお陰で、後でまとめてyou-tubeで聞いて来られます^^ありがとうございます♪

そうかあ・・こにさんは、湊さんとか道尾さんや東野さんなども、ちょっと苦手なのですね。殺人とかが多い小説は、確かに気が滅入りますもんね。
latifaさん (こに)
2011-02-06 11:16:24
シューマンと聞いて、曲名が浮かぶのはトロイメライ、という人が大半ではないかしら
あまり聴かれる作曲家ではないですよね
latifaさんのお役に立てたなら嬉しいです♪

読んでないのになんですが殺しにしても救いのない殺しはやはり苦手ですねぇ
手に取る勇気がないだけなんでしょうが…
Unknown (itchy1976)
2011-03-01 23:12:21
itchy1976です。TB/Commentありがとうございます。

この作家さんの作品は始めて読みますが、芥川賞を受賞されているみたいで、文章力があると思いました。ある程度、音楽を言葉で表現するという試みは成功しているように思います。

ただ、ミステリーとしては、若干反則気味なのかなと思いました。

これからもよろしくお願いします。
itchy1976さん (こに)
2011-03-02 19:29:52
本作はミステリーとはいえないですよね
売れることを意識して書かれたのではないかしら、と思ってしまう作品でした
もし、奥泉さんを続けて読まれるのでしたらやはり芥川賞受賞作「石の来歴」をお薦めします♪

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