12の月の12の話
下町の人情と怪異
怪異ものより人情ものの方が心に残りました
貧しくても真面目に暮らす下町の人々の話
特に良かったと思うのは
「神無月」
病弱な娘に満足な治療を受けさせてやる為に神様のいない月にだけ、年に一度強盗を働く男
どんな男なのだろう、と男を話題に酒を呑む岡っ引きと店の親父
安楽椅子探偵とまではいきませんが、店の親父の何気ない言葉が強盗を働く男の姿を浮かび上がらせていきます
捕まって欲しくない
岡っ引きさん見逃してあげて
結局、今年の神無月は、どうだったのでしょうね
切ないです
短編とはいえ心に響く話ばかりでした
怪談話と思ってたのですが、ちょっと違う感じ…
人それぞれの悩み苦しみ、内に秘めた思い…
そういった内容。
読み終わったらレビューアップしますね(o^-’)b
いつ続編が出るのか楽しみにしています
レビュー楽しみに待ってますね!
今日、ちょっと前の宮部さんを3冊購入しました
ぼちぼち読んでいきます
(^o^)/
「神無月」良かったですよね。
どうなったかがわからない余韻が短編ならではの魅力があったかなと思いました。
宮部さんは長編もおもしろいですが、短編もまたいいですね。
宮部さんの長編は、短編を集めてギュギュって練ってまとめた感じがします。
短編、時代物が好きな今日この頃。(^.^)