点ノ記

青森県青森市在住。日々あったことを若干適当に書いています。月10回更新します。

「何もない」が有る

2014年08月21日 21時26分28秒 | 日記

飲むたびに強く思うけど「のんある気分」って凄い。色、におい、味、全てがほとんどただのチューハイなのに、酒じゃないどころかカロリーすらもない。日頃お酒を断つように努めている自分としてはとても頼りになる存在だが、酒とほぼ同じくらい金がかかるのが難点だ。

さて、自分は今年度から人事異動で新しい課に来たんだけど、来て早々から動いて準備してきた仕事の成果が残念な結果で終わってしまった。具体的には書けないけど、「世間一般に対してあることを募集して、応募を待っていたのが、結果誰も手を挙げてくれる人がいなかった」という。

この「募集する」という働きは前の課にいるときには完全にあり得なかったもので、職場のホームページに情報を載せるに当たって手続きをどうしたら良いか、とか、募集期間はルールを読み比べて矛盾や違反なおしていないか、とかひたすら勉強せねばならなかった。

県や、県を通して国へも連絡しないといけなかったのでその申請書を作って何度も県からやり直しを食らったり、他のノウハウを持つ人たちに協力してもらったりだとか。恥かきべそかき、地道に苦労して一つずつやってきたのだが。

こういう虚しい結果になってしまったので「じゃあこれまでの自分の仕事って一体なんだったんだ?」と思う気持ちには当然なる。本当なら、ここから応募してきた人と契約だの、入札だのといろいろ協議して仕事は続いていくはずだったのだから。

だが全く無駄だったかと言うとそうではなくて「あることを世間一般に募集したが、応募は無かった」という結果が得られた。「何もない」が有る。今後はこの結果を武器に内外に話を通していきながら、関連した新たな仕事をしていくことになる。だから決して無駄ではない。自分の経験にもなったし。

…とりあえず、そう積極的に思うようにする。じゃないと、寂しい気持にはなってしまうので。今日ばかりは「のんある気分」って気分ではなかったかな。

                                            ~完~

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