畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

有機JASの認証

2011-06-21 23:24:27 | 

端境期の間に、ブルーベリーとキウイフルーツの有機JAS認証を受けました。
これにより、堂々と「有機農産物」であると表示できるようになったわけです。
こんなふうに、ブルーベリーのパックに有機JASマーク入りのシールを貼って販売できるようになります。

もともと畑自体は、野菜もブルーベリもすべて無農薬、無化学肥料で栽培しています。
でも、もしも野菜ひとつひとつについてJAS認証を受けるとなると、事務作業的にかなり負担になり、とてもムリでしょう。JAS法に基づいて有機栽培の条件を満たしていると証明し、記帳管理することは、少量多品目の野菜を栽培してセット販売しているというスタイルをとっているしげファームにとっては、ちょっと現実的ではないのです。

そもそも、うちの野菜を使ってくださっている方と直接やりとりをしていて、信頼関係の下になりたっていると思っているので、野菜に関してJAS認証を受ける必要性をあまり感じていません。

一方ブルーベリーについては、野菜と同じような販売の他に、直売所で不特定多数の方へ販売することも考えています。そのため、有機JAS認証が必要だと感じていました。
「有機栽培しています」、それが伝えられるように販売したい。

もちろん、有機農産物にとりたてて興味を持っていない人も大勢いると思いますが・・・。

近くに大きい直売所があります。
そこには、近隣から新鮮で綺麗な野菜がたくさん、しかも安い値段で並びます。
こんな値段で販売して、生活できるのだろうか・・?そう思ってしまいます。
でも、新鮮で安いことは消費者にとって嬉しいことでしょう。

たまに、なりもの野菜が採れすぎたときに持って行きます。
そんな時、他の生産者と同じ土俵に立つのは難しいと感じてしまいます(安さ、見栄えの点で)。
小さな虫穴があって普通の値段の野菜と、虫穴が無くて破格の野菜が隣同士に並んでいたら、多くの消費者は虫穴の無いほうを選ぶことでしょう。

そんなわけで、ブルーベリーとキウイフルーツの2品目のみ、有機認証を取るに至りました。

ブルーベリー畑にも、有機圃場であることを表示。

新規就農してから、試行錯誤の10年間。
新しい試みです。

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可愛いパティソン

2011-06-12 21:58:56 | 

今しげファームでは、ズッキーニの収穫が最盛期を迎えています。
ズッキーニというと、ラタトゥイユでトマトと一緒に食べるイメージが一般的かもしれません。
でも、意外と収穫時期はトマトとずれます(露地栽培)。
ズッキーニは暑いのが苦手。収穫が終る頃、トマトが採れ始めるのです。イタリアでは収穫時期が合うのかもしれないですね。

ズッキーニは火の通りがよく、ちょっと厚めに切って塩こしょうでソテーするのが最高。
天ぷらや、生のまま塩でもんで味付けしても美味しい。
淡白で主張しすぎず、ジューシーな味わいの野菜です。

さて、今年からズッキーニの中でも、「パティソン」という品種を作っています。
白くて平べったい形。それでも、なんとなく「ズッキーニはかぼちゃの仲間」と思わせてくれる風貌。
「司祭のかぶる帽子」に似ているとも言われています。

種袋の写真を見て、正直なところ、なんか変な形だな~なんて思っていたのですが、実際できてみると、株元で大きくなった実がなんとも可愛らしい。種をとって、来年も作りたいと思っています。

かぼちゃ類は、驚くほど種類が豊富なのだとか。まだまだ知らない品種がたくさんあるのだと思います。

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草取り

2011-06-11 10:01:55 | 

この写真、何が植わっているか、わかるでしょうか?

実は葱苗を育てている畑なのです。

しげファームでは、葱の種を春と秋、2回播きます。
葱は一度種を播いたら収穫までそのまま、ではありません。まずは苗として育てて、ある程度の大きさになったら移植します。
秋播きの葱は、春先に移植して、秋から冬にかけての収穫を、
春播きの葱は、夏から秋に移植し、真冬の収穫を目指します。

品種は九条、下仁田、ポロ葱を作っています。

さて、上の写真のように草に覆われ始めた畑は、放っておくとあっという間に草原になります。
このままだと、まだ細い葱苗は日に当たらずひょろひょろになって、湿気に覆われて消えていってしまうかもしれません。

まずい状態なのはわかっているけれど、雨の日に草取りはできないのが梅雨時のつらいところ。
最近は雨が降っていない日には、少しの時間を見つけて、せっせと葱の草取りをするようにしています。

細い葱苗にここまで一緒になって草が生えてしまっているので、鎌だけではうまくいきません。場所によってハサミも駆使。

これが草取り後。葱が姿を現しました!

まだ先は長い・・・。
でも、振り返ると葱のすじが現れて、達成感があります。

丁寧にやると時間が果てしなくかかってしまいます。
他にもやらなければならない場所がたくさんあるので、ほどほどにしないと。

除草剤を使わない農業者は、それぞれの方法で、草と付き合っていると思います。
草をこまめに取って畑から持ち出すとか、ある程度生やしたのを刈って敷き草にする、根っこから抜く、根っこは残す、等々。
いずれにせよ、敵対したところでかなわない、草だって自らの種の保存のために生えてきているんだから、そして畑の生態系にとって大切な役割を担っている、そんなふうにも思います。

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にんにくの収穫

2011-06-08 12:15:55 | 

このところ、晴れるとにんにくの収穫をしています。
これが掘ったばかりのにんにくです。こんなふうに長い葉と根っこが付いています。

葉が黄色くなってきたら、掘り時です。収穫がちょうど梅雨の時期にあたるのですが、掘ってから乾燥・保存するので、湿気は大敵。梅雨の晴れ間は本当に貴重です。

マーケットでにんにくを並べると、「千葉でも作れるんですか?」とよく聞かれます。
国内では青森産、輸入なら中国産と、特化されているイメージがあるのかもしれませんね。

このあたりの露地栽培では、9月下旬頃に鱗片を植えつけ、冬を越し、この時期の収穫に至ります。
でも、5月頃にみるみる枯れてしまうことがあります。そうなると一気に病気が広がります。これまで、収量があがらない年が何度かありました。
今年の気候はうちの畑のにんにくには良かったようです。無事収穫することができました。

にんにくは掘ったその場で根と茎を落としてから、重ならないように並べて乾燥させます。
今年はこんなふうに、並べた竹の上に載せてみました。

このあと網袋に詰め替え、良い保存状態をキープし、なるべく長い間、野菜セットに入れられるようにようにしたいと思っています。

さて、この時期だけ、新にんにく(生にんにく)として出荷もしていますので、少々宣伝となりますが・・・。
料理はもちろん、醤油やオイルに漬け込んだりと、おすすめです。
短期間ですが、現在しげファームのホームページでご注文をお受けしております。
無農薬栽培で、化学肥料は使わず、自家製の堆肥で育てています。
ご興味ある方、よかったらのぞいてみて下さいね。

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旬の時期は短くて

2011-06-05 07:26:28 | 台所しごと

先週、先々週と、千葉と代々木で開催された2つのマーケットに出店しました。
どちらもちょうど豆の収穫時期と重なり、そら豆、スナップえんどう、グリーンピースを並べました。
どれも早々に売り切れとなり、豆の人気をあらためて実感。

さて、先日作った昼食を少し紹介です。
こちらはなんと名づければよいのか思い浮かばず・・・「ズッキーニとグリーンピースのシチュー風」でしょうか。

菜種油で、刻んだ新にんにくに火を入れ、玉ねぎを追加し、しんなりするまで炒め、軽く塩をふります。
次に、小麦粉を加えしばらく炒めた後、水を加えて溶かします。
ズッキーニとグリーンピースを順に加え、どちらも火が通り過ぎない程度に煮ます。
最後に塩・こしょうで味を整えます。少しだけカレー粉も加え、ほんのりカレー風味にしました。

水ではなく豆乳や牛乳だと、また違った味わいになるかと思いますが、水だけでも十分に野菜の甘みを感じられます。この具の甘みを汁のとろみと一緒に味わい、グリーンピースのプチプチ感を楽しみ・・・そんな一皿になりました。

こちらは豆ご飯。
といっても、冷凍しておいたグリーンピースに塩をして蒸し煮したものを、残りご飯に混ぜた、即席豆ご飯です。

豆類は収穫後、なるべく鮮度の良いうちに食べるほうが断然風味が良いのですが、すぐに料理できない時、とりあえずサヤから出して冷凍しています。使いたい時に凍ったまま使え、とても便利です。
ちなみに、長く冷凍保存する場合は、塩ゆでした方が風味が落ちないようです。

毎週のように畑に野菜を買いに来てくださるIさんは、サヤも無駄にせず出汁をとって豆ご飯を作られたそうです。豆もシワシワにならないようにして・・・さすが、見習わなくては!そんなふうに大切に食べていただいて感謝です。

この豆たちの収穫は、急がないと時間がやたらにかかります。
端境期ににぶっていた感覚を取り戻す良い機会でした。特に、次にやってくるブルーベリーの収穫に備えて、練習になったかも?
もう収穫のピークは過ぎてしまいました。また来年まで会えません。そして、来年初収穫を迎えられたら、すごく嬉しい気持ちになるんだろうな、と思います。

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