しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

味噌をチェック

2009-09-30 18:00:16 | Weblog
'09/9/30(水)
雨日中曇り時々小雨 風弱い max 22.1℃ 91% min 18.4℃ 83%

 弱い雨が断続的に降り続く一日。取り置き野菜とレストランの発送だけを済ませて農作業はお休みにする。
 春に仕込んだ味噌の蓋を開ける。夏にチラッと見たときはさほどかびの発生はなかったのでそのまま閉じた。夏に天地返しなどは忙しく面倒、やらなくても味噌はできる。2つある片方が重しの皿にしていたパイ皿に汁が溜まりその汁が黒くなっていた。やはり金属はいけない、こぼさないように外に出す。白いカビが容器のふちに所々発生。スプーンで味噌の表面をすくい、ホワイトリカーで周りをふき取る。味見をするとまだ若々しい味だが旨みが出始めている。味噌は来年あたりから美味しくなるだろう。小糸大豆と有機玄米麹の組み合わせはなかなか良い。
 小雨の降る畑を歩いて、まだ残っているにんにくや来春の豆類の作付け場所の畑の振り分けを考える。もう明日は10月なのだ、、、。 

丼のふたのような椎茸

2009-09-29 18:38:42 | Weblog
'09/9/29(火)
朝方雨日中曇り 北よりの風 max 25.0℃ 92% min 19.5℃ 69%

 夜半を過ぎ朝に近い頃だろうか、雨音で目が覚める。屋根に当たる雨音が実に嬉しい。種まきや定植してから一度も雨に当たっていないキャベツやら菜っ葉が沢山ある。待てば甘露の日和あり。これで生育に勢いが付くだろう。
 陽射しが無いので、ハウスの片付けをする。メヒシバやエノコログサなどは一つの茎が2メートル近くにも伸びている。べりべりとひっぺがして外に出す。あまりにも沢山種が落ちまくっているので土の表面を掃除しなくてはならない。
 午後はSさんも来てくれる。
 ハウスに続いて米茄子の支柱を片付ける。霧雨が降ってくる。作業は終わりにする。
 ビワの木の下に置いてある原木にいくつか椎茸が出ていた。巨大化したものも何枚かある。椎茸ステーキにすると最高。一枚は明日レストランのセットに入れよう。
 明日のため茄子、ピーマン、牛蒡を収穫して帰宅する。

つる首かぼちゃ片付け

2009-09-29 07:26:13 | Weblog
'09/9/28(月)
晴れ時々曇り 風弱い max 31.0℃ 91% min 15.6℃ 36%

 畑を周り菜っ葉などの生育状況を確認。今日は暑くなりそうなので猫よけのベタ掛けを日中ははがしておく。はがしても播き溝が湿って黒くなっていない。だいぶ乾いている。強い雨が降らない分発芽は揃っているが雨はほしい。
 刈り払機に燃料を入れ、小屋の前のチガヤが密集してしまったブラックベリーを切り倒すことにする。雑木まで生えてきてどうしようもなくなってしまったのだ。小屋前を皮切りに燃料が切れるまで、堆肥場やアスパラガスの畑など、草を刈り散らかす。
 午後は更科にトラクターで行き、畑を耕運。つる首かぼちゃが木が弱り始めたのと、草も穂を出し始めたので収穫して草と蔓を粉砕することにする。ハンマーナイフを運ぶためいったん帰る。かぼちゃは3~40本は採れた。たった20数メートルの作で前回収穫分を合わせると随分成ってくれた。しかも1個は数キロある。畑はメヒシバが空に向かって伸び穂を出している。隣の農家の精神衛生上非常に都合が悪いので収穫後すぐに草は粉砕。
 暗くなってきて少しやり残しがあるが小屋に帰ることにする。帰り支度中、しょい籠を手押し車にのせてずりずりと歩いてくる近所のおばあさんが話しかけてくる。つる首かぼちゃを見たことが無いらしく、「種は取れるのかい」などと聞いてくる。1本進呈すると喜んで帰る。
 薄暗い中葉物のベタ掛けを戻しに行くと、暗いので良く見えないが蕪の発芽したところを数箇所引っ掻き回した形跡がある。早く葉物が大きくなるまで我慢するしかない。
 

’09/9月のアースデイちば

2009-09-28 07:28:02 | Weblog
'09/9/27(日)
曇り時々晴れ 北よりの風 max---℃ 90% min 16.3 ---%

 アースデイちばに出店。朝5時半頃から人参を間引いたりと準備をする。端境期で車に積む野菜の量は少ない。
 風も無く陽射しも強くない過ごしやすいマーケット日和。実行委員のメンバーがオススメ品チラシなどを制作して来場者によりわかりやすくしてくれている。
 天日干しを売る浜田屋さんからえぼ鯛や鯖の干物を買う。夜さっそく鯖を焼く。ガスコンロに魚焼き網をのせもうもう煙を出しながら焼く。窓全開、ファン回し煙を出す。わが家にはないが、よくある魚焼きグリルで焼くよりこの方が数段美味い。しかしこの天日干物かなり美味い。

農業人フェアに出展

2009-09-28 06:15:57 | Weblog
'09/9/26(土)
晴れ 風弱い max 30.0℃ --% min ---℃ 43%

 池袋で開催される農業人フェアに新規就農相談の受付のため出かける。畑の収穫などは美香にまかせて、8時前の東京行きの電車に乗る。東京で丸の内線に乗り換え、約一時間くらいで到着。池袋は十数年ぶりだ。歩いているとなんとなく周りの様子を思い出す。
 サンシャインシティーの中の展示ホールに着くと有機ネット千葉の出展ブースを探す。会場は全国の自治体や農業法人が就農者募集や求人のため沢山集まっていた。北海道の出身校のある町も来ていた。
 有機ネットのY氏と4時まで対応に追われる。自立、法人勤務に関わらず就農先をさがす人が各ブースに順番待ちを作っている状況。
 日曜日とあって夕方の池袋は人が多く、道を歩くのもうんざりする。東京に住んでいた頃は、この時間帯ならまっすぐ家には帰らず街をぶらついたものだが、今は一刻も早く帰宅したいと思う。どこにも寄らず帰りの総武線に乗る。

葉物播種とチコリ定植

2009-09-25 19:21:50 | Weblog
'09/9/25(金)
晴れ 北東よりの風 max 31.1℃ 91% min 15.3℃ 30%

 早朝ヴィーノに起こされる。ご飯をあげて外に出すと、空気がひんやりとしていた。日に日に秋が深まりつつある。
 葉物野菜の播種をする。お昼近くなるとかなり残暑といえる気温。このまま比較的暖かな秋が続くと、菜っ葉類はすぐ大きくなってしまう。一品目の作付け量をなやむところだ。暖冬気味を考慮して、まだ量少なめ品目多撒く。タアツァイ、べカ菜、壬生菜、チーマディラーパ、小蕪2種、ルッコラ、マスタード、柄杓菜、小松菜。ルッコラは切れ葉タイプのもの。去年の種もあり若干発芽率に不安が残る。
 午後はチコリの定植。2品種で真冬の収穫を目指す。暖かいと苦味が強すぎる。冬瓜、生姜、牛蒡、の収穫のあと、茄子のあと地を米ぬか散布してからトラクターで耕運する。
 アースデイに出す予定のにんにくも分けておく。
 やっと作業の遅れを取り戻せそうなかんじになってきた。今年の秋は雨が少ない。雨が多いとぬかるんだ畑で植え付けや種まきが遅れるのだが、そういうことが無く作業的には助かる。ただもう少し雨はほしいところ。

来年の葱播種

2009-09-24 19:02:24 | Weblog
'09/9/24(木)
晴れ 東よりの風 max 29.7℃ 85% min 16.4℃ 42%

 曇りの予報ははずれ青空が広がる。まず千両茄子と水茄子の畑をハンマーナイフで粉砕する。
 ブルーベリーの下草刈りの続き。下草とは言いがたい草丈のセイタカアワダチ草がブルーベリーの株元を遮る。この草の茎はブルーベリーの新梢に良く似ている。新梢を切らないように注意するが、あやまって新梢どころか枝を切ってしまう。刈払機のガソリンが切れると同時に何とかやり終える。これからブルーベリーの紅葉が綺麗になるので間に合ってよかった。
 午後は美香は大豆の草取り。来年の秋冬葱の種播く。九条太と下仁田ネギ。今のうちにヨモギを取っておくと来年の畑作りが楽になる。今年は葱は移植時期を逃し、惨敗なので来年こそはと播種機を走らせる。
 明日播くの葉物畑の大きな草の残渣を熊手で取っておく。しかし問題は近所の猫達が整地した畑で猫糞して引っ掻き回すのが目に見えていること。困ったもんだ。

友人の畑片付けの手伝い

2009-09-23 18:48:50 | Weblog
'09/9/23(水) 秋分の日
晴れ 風弱い max 30.6℃ 89% min17.3℃ 41%

 雲が高くに広がり、秋分の日らしい空。昨日の続きで、玉ねぎの播き溝に籾殻堆肥を被せる。明日あたり発芽してくれそうな予感がする。
 友人が借りている畑を返すことになり、片付けを手伝う。畑の草を刈り、持ち込んだ資材を撤去する。日差しが強く、残暑でかなり汗をかく。
 使わない資材を分けていただく。落ち葉や小枝を粉砕できる、ガーデンチッパーも譲り受ける。堆肥や腐葉土作りに活用できるかもしれない。
 美香はレタスの補稙と大豆の草取り。

イエローターニップの声

2009-09-22 20:12:38 | Weblog
'09/9/22(火) 国民の休日
曇り時々晴れ 南よりの風 max 30.2℃ 87% min 17.5℃ 40%

 国民の休日、、来春の豆類などの畑作りをする。
 インゲンの支柱と残渣を片付ける。曇り予報がチョイはずれ、陽射しが出てけっこう暑い。次は胡瓜のパイプ外し。AさんSさんが丁寧にたたんでくれたおかげで、3作にわたり使った胡瓜ネットは所どころ切れ、マイカー線も継はぎがおおくなってきた。今日も草を刈る時随分切ってしまった。今回は処分する。
 午後はSさんが茄子の片付けをしてくれる。インゲンと胡瓜、ズッキーニの畑は再度ハンマーナイフで草を粉砕、糠を撒いてトラクターで耕運する。日暮れまで玉ねぎの播種溝に乾燥防止のため籾殻堆肥を被せる。
 いまだに発芽していないヨーロッパ産のイエローターニップを、朝のうちに別の蕪に播きなおすつもりだった。いつもなら早々と「もう駄目!」と見切りをつけて播種機を走らせているところだが、なぜかもう少し待ってみようと思った。夕方見てみると発芽を始めていた。
 土の中の種の声が、私に伝わったのかもしれない。

静かなシルバーウイーク

2009-09-21 21:36:18 | Weblog
'09/9/21(月) 敬老の日
曇り 北よりの風 max 25.6℃ 85% min 12.3℃ 53%

 シルバーウイークで畑周辺は走る車の数が少なく静か。連休とは無縁で作業が続く。畑を見回っていると、ブルーベリー畑の近くに、雉のこどもを発見。近くに行くとネットの中に、メスの親が出られないでばたついていた。騒ぎを聞きつけオスがケンケン鳴きながら飛んでくる。やっと出ることが出来たメスを藪のほうに消えていった。しかし雉の子は置き去りか、、、。
 更科の葱の除草と追肥土寄せの続きをする。今年は葱が少ない。肥料が足りなくなりそうなのでいったん小屋に取りにもどる。ピーマンを植えたマルチに苗が足りず植わっていない所が数メートルある。マルチをはがして、ラディッシュを播種する。更科の大豆はさやが大きくなってきた。
 先日まいたヨーロッパ種の黄色の蕪はほとんど発芽していない。種が不良らしい。輸入種にはよくある。あきらめて明日ミラノ蕪をその場所に播きなおすことにする。
 午後は2回目のズッキーニの後を再度ハンマーナイフで粉砕しておく。隣の胡瓜のパイプも早く撤去して春の豆かにんにくを植える場所にしたい。これは急ぎたい。
 そのあとブルーベリーの下草刈りをする。隣から竹が進入してきていて、その竹と激しく伸びたセイタカアワダチソウで埋まってしまった木もある。これも急ぎたい。まだ半分以上を残して作業は終わりにする。
 夜作業着などを買いにワークマンとユニクロに出かける。服も足袋もすぐにぼろぼろになる。帰りに海空土によって帰る。今日のスープは前回より特に美味しく感じた。