しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

豆なぎ倒される

2008-05-22 07:33:32 | Weblog
'08/5/20(火)
暴風雨のち曇り 南風強い 温度max23.6℃ 17.1℃

 夜半から激しく窓を叩く雨。木や竹林は風にもみくちゃにされている。雨と風で野菜は傷んでいることが予想されるので、今日の配達を翌日に持越すかどうか悩む。とりあえず畑に出ると昨日掛けたトマトのポリトンネルの一部がめくれて、苗がむき出しになっている。パイプが雨水で沈んで片側にずり落ちたらしい。引っ張り上げて直す。豆の支柱は折れてなぎ倒されている。来年はもっと丈夫に作ろうと思う。
 昼になると雨は止む。風もおさまってきた。野菜の損傷もほとんどないので、収穫と配達はすることにする。調整は美香に任せて、豆のネットを引き起こす。50メートル以上の長い作なので人力では無理。トラクターを入れるスペースが無いので、ハンマーナイフに紐を付け、ネットを通してあるマイカー線を引っぱる。杭を打ち、引き紐を底で縛り固定する。とりあえずの応急処置を施し後日余裕があればさらに直す。しかし、やらなくてはならない作業が逼迫しているので、できないかもしれないが、、。

全身ずぶ濡れ

2008-05-21 22:30:54 | Weblog
'08/5/19(月)
曇り夕方雨 南風 温度max26.1℃ 12.9℃

 夕方頃から風雨が強まるらしいので、昨日やり残したトマトの定植を急ぐ。播いたばかりの葉物のベットも雨に叩かれないように、防虫ネットを張る。トマトにトンネル枠を立てて、ポリを張る。美香が野菜の調整中なので、途中まで1人で張る。風が次第に強まってくる。トマトの2列目を掛け終える頃に、激しい雨が降り出す。全身ずぶ濡れになり、一気に体が冷える。とりあえず、定植した苗を雨に。当てずに済む。トマトが植わり、ズッキーニも成り出す。初夏らしい畑になってきた。
 ヴィーノはいつもの近所のお宅の庭にいるところ発見、美香に強制連行させられる。

援農

2008-05-20 10:34:31 | Weblog
'08/5/18(日)
晴れ 南風 温度max25.7℃ min13.4℃

 葉物を播いたほ場が雨に叩かれ、表土がかたくなり発芽不良になっている。耕運してから播きなおす。品目内容は前回とほぼ同じにする。トマトは支柱を立て始める。マイカー線やトンネル支柱を片付けて、竹を中心に緑のネブシを補強に何本かおきに立てる。
 午後は美香の前の職場の皆様が、援農に訪れる。大人子供総勢7名で戦力外は約2名。トマトの誘引、芽かき、定植をしていただく。誘引は440本、定植は300本くらい済ませる。トマト苗はポットで育苗する期間が、限界に来ていたので少しほっとする。このような皆さんの援農はほんとうにたすかる。今日はずいぶん作業が進んだ。
 自宅帰るとヴィーノ脱走していなくなっていた。

田舎暮らしの取材3回目

2008-05-20 09:17:24 | Weblog
'08/5/17(土)
晴れ 南風 温度未計測

 田舎暮らしの本の取材が入る。いつものIさんと新しく編集担当になったSさんが来る。途中の首都高がかなり混んでいるらしく、到着が遅れる。待つ間収穫調整や施肥などを行う。
 内容の打ち合わせの後、撮影には入る。今回写真撮影が少なめで食事を挟み、2時くらいには終了する。
 その後は畑の耕運やマルチに穴あけをしたりと来週からの定植にそなえる。
 野菜作りは百姓それぞれのやり方、地域の気候の合わせたやり方など千差万別だと思う。野菜作りを始めようとしている人の知りたいことも様々。誰が見ても納得いける紙面作りというのは、たやすいことではない、というより限られたページ数では無理がある。自分のように毎日野菜と対峙していると、本の内容が農家寄りの専門的なことに、傾いてしまいがち。SさんとIさんがのいつもさすがの方向性を示してくれる。

定植急がなくては

2008-05-18 12:31:43 | Weblog
'08/5/16(金)
晴れ 南風 温度max25.7℃ min11.9℃
 
 配達の野菜を収穫する。朝食前に遠い畑の分を採る。水に通した後は美香が調整。被覆なしで定植した浸け瓜は、この前の寒さで萎れてしまった。苗は多少あるので後日植え替えしようと思う。その後はキュウリやナスの2回目の定植のため施肥をする。トマトの2回目のほ場はトラクターでうないなおしてからマルチを張る。一作目のトマトは支柱を立てなくてはならない大きなになっている。ハウスに残っている苗が、準備作業を追い越し勢いで育っている。曇天続きだったためか劣化も進み始めている。定植が急がれる。
 配達は美香と一緒に回る。道順はなかなか一度では覚えれないものだ。配達を始めた頃はずいぶん迷い、ぐるぐる走り回ったものだ。

キュウリのネットを張る

2008-05-16 21:38:54 | Weblog
'08/5/15(木)
晴れ 北のち南風 温度max23.8℃ min9.1℃

 久々の明るい朝。薄い雲も徐々にとれて青空が広がって行く。日差しで温度が上がり、湿気のこもったトマトとキュウリのポリフィルムを外す。キュウリはパイプを立ててネットを張るため、トンネル枠やマイカー線も片付ける。暖かくなってきたのでスイカを90株ほど定植する。摘心をしてコンテナに詰めて、放置してあったにしては状態は良好。とりあえず植えてトンネルは後日ということにする。
 キュウリのネットを張ることにするが、肝心のネットがない。急いで農業資材店に向う。18ミリ目の4.2m×50mと1.8m×50mを各2本を購入。八街にあるこの店は大きな農家が多いため、たまにガランと売り切れていることもあるので買えてよかった。
 午後から美香とパイプを立ててネットを張る。キュウリを誘引して今日の作業は終わりにする。定植後はかなり弱っていた苗も今はようやく持ち直した感がありほっとする。

フリーぺーパーの取材

2008-05-15 07:02:55 | Weblog
'08/5/14(水)
雨のち曇り 北の風 温度max13.0℃ min9.9℃

 昼にはまた雨が降るという天気予報を見て、降る前に何かしようとヴィーノを連れて畑に出ると無情にもザーッとくる。マルチからはみ出したトマトの木を中に戻してトンネルの裾を下ろす。午前中は野菜を買いにこられたお客さんの対応とトマトのベトコンパイプの解体をする。作業の合間にヴィーノの散歩の時の山道で見つけたサンショウのを掘りに行く。ハーブガーデンの片隅に、ジャパニーズハーブとして仲間入りしてもらう。
 昼食の後、千葉市でフリーペーパーを発行している会社のライターの女性が来訪。寒い小屋の軒下での取材だったが、いろいろ話ができて楽しい時間だった。その後ざっと畑を回ってからお帰りになる。
 濡れた服を午後も着ていたため体が冷える。今日は明るいうちに自宅に戻ることにした。

冷たい雨続く

2008-05-14 09:09:01 | Weblog
'08/5/13(火)
雨 北の風 温度max12.2℃ min9.0℃

 冷たい風雨の中、配達と発送の収穫調整を行う。カッパの下はセーターを着込む。流し場で野菜の土を洗い流す時、井戸水が暖かく感じる。今収穫できる野菜は葉物が多く、雨の日は収穫の時、気をつけても泥だらけになる。水で洗い流すため調整にはかなりの時間を要する。湿度が高く寒い日は野菜が萎れないが、水切れが悪く、袋詰めや新聞で包むのがやりずらい。
 久々の配達でお会いする方も多い。皆さん喜んで受け取っていただき、野菜を作る大きな励みになる。配達途中に宅配センターに荷物をおろす。雨は夕方には小降りになるが、気温は低いまま。この春は葉物を蒔くと大雨にたたかれ、枝豆を蒔くと低温が続くということが続く。気候のめぐり合わせでしょうがないが、このまま雨や曇りで日照不足が続くと、夏野菜にかなりの影響がでることになる。作業も遅れが遅れを生む。今はじっと我慢の時である。

パプリカ定植と葉物を蒔く

2008-05-13 23:03:44 | Weblog
'08/5/12(月)
曇り 北東の風 温度max15.3℃ min6.0℃

 まるで梅雨の予行演習のような日が続く。キュウリやトマトのトンネルを外して、支柱やネット、雨よけを作りたいところだが天候と作業日程がうまく合わない。まだ2回目のトマトやナス、スイカ、ピーマン、、、定植するものが順番待ち状態。仕事が停滞してくると、いざ天気が良くなった時に何から手をつけて良いものか分からなくなる。
 スイートコーンが風で倒れているので土を株元にのせて動かないようにする。その後は昨日耕運しておいたハウス内に、パプリカを定植する。品種はセニョリータ。赤、黄、オレンジの3種約200本。今までいろいろな品種のパプリカに挑戦したが、大型のものはなかなかうまくいかない。農薬を使用しないでパプリカを作るのはかなりむずかしい。この品種は小型で完熟前に腐敗することが少ないと思う。
 葉物の播種を日暮れまで行う。途中近所の農家のOさんが米ぬかを持ってきてくださる。生育期間と収穫適期が短くなるので、これからは一度に播種する量を減らしてゆく。五月菜、ルッコラ、マスタード、ラディッシュ、菜の花(イタリア種)、フランスの黄蕪。黄蕪は美香に、「秋にしか作らない」なんて言っておきながら、播種機と種を用意しているとき急に播きたくなった。気まぐれな作付けである。

 

ブルーベリー畑草刈終了

2008-05-12 22:05:41 | Weblog
'08/5/11(日)
雨のち曇り 北よりの風 温度max14.4℃ min9.4℃

 朝目覚めると雨の音が聞こえる。北海道から上京した二十歳前、学校に行きながら新聞配達をしていた。けたたましく鳴る目覚まし時計のベル音を止めた後、まだ暗い窓の外から聞こえる雨音に、気が重くなったことを思い出す。雨の収穫も気が重いのだが、その頃とは重さ加減がずいぶん軽く感じる。組織の中の仕事ではなく、自営の農業だということなのだろう。
 収穫を終える頃は雨も止む。久々に収穫する手が冷たい雨にかじかんだ。調整の後ワゴン車で配達にでる。
 午後はハウスの中を片付けて、パプリカを定植する準備をする。貸し農園で来ているMさんOさんの様子をちらちら看ながら、堆肥、ボカシをしれてトラクターでうなう。土は乾いているので灌水チューブで水を撒く。その後はブルーベリー畑の草刈を日暮れまでに終らせる。収穫時期もう一度くらいは軽く追肥と草刈したいところだ。