笑の輪  〜えみのわ〜

「大工集団 楽居」の家づくり
〜家づくりのあれこれ・楽居の日常〜

ある日の丁稚作業

2012-04-09 10:59:44 | 頑居堂
先日、湯河原の工房「頑居堂」にて 
4月より入社しました、大工見習いの二人が

初 刻み加工に取り掛かりました。

穴掘り、込栓作成です。




   

刻み加工の最初の仕事は、誰しも大量な穴ほりから・・・・
本当に大量なんです。
昔は、こんな角のみなどという便利な機械はなかったので
すべて、鑿を使い手作業で掘っていったのでしょうが
現代は、このような機械もつかいます。

作業性はいいのですが、機械ばかりに頼ってしまっては
鑿や鉋など手道具の刃物の仕込みがおろそかになってしまわないか
心配になりますが。

込栓の仕込みの際に先輩の鑿の
切れ味に驚く場面も・・・・。



 

まだ、大工と呼ぶにはほど遠いですが 
これから、大きく成長していって欲しいです。



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桜 満開

2012-04-06 15:51:54 | 楽居の日々
先日の暴風はすごかったですね。

海沿いでは、西湘バイパスが一時通行止めで 1号線が渋滞でした。

折角咲いた桜もあの強風には耐えることができず
咲いたばかりの花が無残にも散ってしまっていました




その後、あらたに満開になった桜は
こんなに見事です。



「一年間、春にこの花を咲かるために、準備をしてきました。

 渾身の力を込めて咲かせました。

 咲いている時期は、数日間・・・・。

 見てください  」


と 通りかかる人たちに語りかけているような気がします。

でもこんなに見事に咲き誇っているのは
ほんの一週間程度。

この儚い花を 日本人はこよなく愛してやまない。




鎌倉の桜の見頃は、来週ほどでしょうか
段葛の満開の桜のトンネルが楽しみですね。
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鎌倉大町N邸 湘南スタイル

2012-03-30 13:57:40 | おうち
先日、鎌倉大町N邸が湘南スタイルの取材を受けました。

3月26日発売の 5月号第四十九号 です。



楽居HP 雑誌掲載ページ

月日の流れにより経年変化した
梁や、天井 柱や床の色が落ち着き
きれいなあめ色になっています。

そんな鎌倉大町N邸は、P70〜P73 掲載されています。

N家の素敵な生活を垣間見ることができますよ。
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逗子O邸 増築基礎

2012-03-29 15:36:09 | おうち
こんにちは、楽居のはやさきです。

今日はいちにち小春日和でしたね。
鎌倉は、そろりそろりと桜の季節です。


さて、逗子でリフォーム中のO邸はというと、
現在、増築部分の構造材の刻みと並行して、現場では基礎工事に取り掛かっています。



もともとはアプローチで、地面がコンクリートだったところに増築するため、
まずはコンクリートをはつっていきます。








コンクリートの下からなにやらあやしい緑の配管が…



このようにリフォーム工事で、特に古い建物や図面が残っていない場合など、
見えないところに思いもよらぬ何かがある、という事があります。

その内容によっては、工事を進められなくなったり、余計な費用がかかってしまったりと、
思いもよらぬな負担が生じてしまいます。




O邸のあやしい緑管は、今は使われていない古いガス管だと分かり、
ほっと胸をなでおろしました。




***



O邸には、もう春がきています。




しばしお花見を楽しみ、
名残り惜しみつつ事務所に戻るのでした。
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火入れ式

2012-03-20 09:35:35 | おうち
先日、桜の開花宣言がありましたね。
昨年より、一日早い開花だとか・・・。平年なみということでしょうか。

そんな春のうららかな日に、鎌倉岩瀬T邸で薪ストーブの
火入れをしました。

まずは、男の仕事薪割から!
初めて使う斧に子供たちは悪戦苦闘しながらも
すぐに使い方を覚えました・・・。この後少々惨事がありましたが
大事には至らず、安心しました。

 

桧の曲り木・・・大工の細かい仕事でバッチリストーブの設置される
框として、収められました。
どうやって、くっついているのですかね?

 大工泣かせな曲り木

少し時間は早いですが昼間のうちに 室内の窓を全開にして
いよいよ着火です。

一番最初は、ストーブ本体、煙突と共に塗装がやけるので
室内にその香りが充満してしまうので、最初の一回だけは
必ず換気が必要です。

 

無事に着火です。
火のゆらぎを見ながら、心地よい暖かさに皆で癒されました。
このストーブは、ピザなどを焼いたり、ダッチオーブンを使用した料理などが
できるので、薪ストーブでの料理も楽しみですね。



薪ストーブを囲み 火のある暮らしと「笑の輪」が増えました。





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森の奥深くに…

2012-03-08 13:32:08 | おうち
御引越されたばかりの鵠沼のN様から、先日このようなメールが届きました。





「今朝、緑一色の南側の窓を見て感動しました。

見方を変えれば隣りにある木でさえ、

森の奥深くに案内してくれるという事が分かりました。」













風の流れと明るさ、そして借景と、

窓の採り方ひとつで、生活に潤いが生まれます。



家づくりでは、重要な要素の一つだと改めて感じました。
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逗子市O邸大規模リフォーム 増築部分刻み

2012-03-07 20:08:56 | おうち
花粉症のみなさんいかがお過ごしですか。
そろそろ目が重たく鼻がムズムズと・・・この季節がやってきました。

明日は、マスクを買いに行こうと思います。

逗子市O邸大規模リフォームは、現在増築部分の墨付け・刻み中です。

大工は刻み仕事をするときに、普通の図面のほかに
このような、板図を描きます。



写真は、土台伏と二階床伏です。

この板図をもとに墨を付けていきます。



次に墨付けしたものを刻みます。



すでに刻みが終わっているもの達です。



増築部分の上棟が楽しみですね。
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鵠沼海岸N邸お引渡し

2012-03-01 15:10:20 | おうち
鵠沼海岸N邸 完成お引渡しいたしました。

足場を解体した、N邸の外観です。
外壁は左官仕上げ、色はグリーン系です。

外壁のグリーンと、軒や桁梁の木部の色がとても良くあっています。
これから、経年変化で木部の色が変わっていくのが楽しみですね。



木製の玄関ドアと内部の木製建具です。
写真の玄関のドアは松、内部の木製建具は桧。 



リビングダイニングの吹き抜け





階段が、窓際に面しているので、陽の光を遮ることのない ストリップのスケスケ階段です
段板は桧で、厚さは約5センチほどです。
手すりに使っているのは、桧の枝。



床板は杉。



トラ。



お引渡しの時にご主人が

「こんなに木がたくさんあって、森林浴をしているようです。」

そんなお言葉をいただきました。

確かに木の家は、感じる空気が違うと思います。

日々木に携わっているので、「木っていいね」の五感で感じる部分を

言葉にしていただいて、うれしく思いました。



鵠沼海岸N邸を建てさせていただき、ありがとうございました。

これからも、よろしくお願いいたします。





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今も昔も

2012-02-27 10:43:48 | 楽居の日々

中 勘助の「銀の匙」に

当時の大工の様が見て取れる一説がある。


普請場(建築現場の事)には鑿や、手斧や、鉞や、てんでんの音たてて
さしも沈んだ病身ものの胸をときめかせる。
職人たちの中に定さんは気だてのやさしい人で、削りものをしているそばに立って鉋のくぼみから
くるくると巻きあがっては地に落ちる鉋屑にみとれていると
いつもきれいそうなのをよって拾ってくれた。
杉や檜の血の出そうなのをしゃぶれば舌や頬がひきしめられるような味がする。

おが屑をふっくらと両手にすくってこぼすと指のまたのこそばゆいのもうれしい。
定さんは、いつもひとよりあとに残ってぱんぱんといういい音のする
かしわ手をうってお月様を拝んだ。

私はいつまでも仕事場にうろついてそれを見るのを楽しみにしていたが、ほかの職人たちは定さんに
変人 というあだ名をつけて、ああいう野郎はきっと若死にする なぞといっていた。

きれいに箒目のたった仕事場の後をみまわると今までのにぎやかさにひきかえ
しんしんとして夕靄がかかってくる。
私は残り惜しく呼びいれられまたあすの朝をまつ。
そのようにわきたつ木香に酔ってなんとなくさわやかな気もちになりながら
日に日に新しい住居(すまい)ができてゆくのを不思議らしくながめていた。



一昔前の大工の様子が読みとれる、定さんを変人とひやかすほかの職人たち
仕事終わりに、箒目のたった現場の凛とした様など
今も昔も変わらないのだと
そして、あたりにわきたつ木の香りに酔い
新しい住まいができていくのを、何ともいえない気持ちで見ている様。

あまりの細かい描写に、身近な日常をえがかれているようで
照れくさくなってしまいました。









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一昔前の家

2012-02-24 13:32:47 | ふと考える事
一昔前の家は、やさしい
昔の家は、直射日光が少ない。

室内には、夏でも柔らかな陽の光が
入ってくる。

サンサンとは明るくない

やわらかく、やさしく明るい



古ぼけた家にしか見えないかも知れない
窓は、昔の建具こんな建具でも
おそらくもう、30〜40年ほどは経っているでしょう

手を入れて使ってあげれば、長く使えるものなのです。

時々、しまりが悪くなったりするそんな建具でも
愛しく思えます。

日本人過ぎるのでしょうか、不便さの中に安らぎさえ感じてしまいます。
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