memo・memo 2010

毎日が読書週間。活字に逃避してるって?・・・確かに。

5月1日図書館戦争

2010-05-30 00:19:06 | 本棚・国内
有川浩さんの作品。

 図書館がないと相当困る私だが、「図書館の自由に関する宣言」のことは知らなかった。不勉強・・・。日本図書館協会が出しているのだそうだ。

 読み始めてすぐに、東京都の青少年健全育成条例の改正問題のことを思い出した。確かにあまりにもエゲツなく生理的な嫌悪感を抱く表現も存在する。その程度が時代の流れとともに過激になっていることも確かだ。しかし明確でない基準のもとで取り締まれば、それを追って青少年は闇へ闇へと向かうだろう。大人の目の届かない闇で読まれるよりは、それがエゲツなく、非現実的な状況であることを知った上でこっそり読んで、そんなものを読んでいる自分を恥じる方が成長できるんではないのかな、と思う。

 昔、中学生のときに「チャタレイ夫人の恋人」を学校の図書館で借り出して読んだことがある。もちろん問題になった作品だということも知っていた。知っていたから借りたんだと思う。
 自分の部屋の机に置いてあった本を見て、母は血相を変えて怒った。「裁判にもなった本なのよ。いったいどこから手にいれたの!」
 裏表紙を見てわかるとおり、学校の図書館である。憤懣やるかたない母の鼻息を今でも覚えている。
 で、読んだ私はどういう影響を受けたか。
 「チャタレイ夫人の気持ちが理解できない」
 という感想を持っただけである。
 当然である。中ボーごときにチャタレイ夫人が理解できるはずがないのである。影響を心配するのは、チャタレイ夫人の気持ちや行動をちょっとでも理解してしまう大人だからなのである。中ボーの私は問題作を読んだということで満足しただけである。

 長すぎる前置き。

 この作品の中に登場するPTAや教育委員会の言いがかり的なアホらしさが秀逸だ。図書館の自由を守るという発想も素敵だと思う。
 が、途中で、いったい誰の視点から書かれている文なのか、わからなくなる箇所があった。私の読解力のなさが原因ではあるだろうが、サクサク読んでいる途中で、巻き戻しをしなければならなかったのが残念。
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キーワード
教育委員会 チャタレイ夫人の恋人 青少年健全育成条例 図書館の自由に関する宣言 図書館戦争
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