memo・memo 2010

毎日が読書週間。活字に逃避してるって?・・・確かに。

2月12日人間万事塞翁が丙午

2009-02-23 13:02:47 | 本棚・国内
青島幸男さんの作品。

 何を今さら・・・であるが、突然「あ、読んでない!」とひらめき、借りてみた。

 青島氏ご自身の母上がモデルらしい。そうそう、この年代の女性はカタカナ二文字の名前が多いんだよね、と懐かしく祖母を思い出す。

 良くも悪くもおせっかいな下町の人々。本名さえ気にせず人を雇い、どんぶり勘定で商売をこなす。お妾さんは当たり前、焼きもち焼く方がみっともないといった風情。

 召集令状が来るところから物語は始まるのだから、本当はとっても悲惨な時代であったのはわかるが、延焼を防ぐといった名目で家を取り壊される以外は、これといって不満も書かれていない。
 つらかったとか、頑張ったとか、自分から言い出さないところが江戸っ子らしい。そんなのみんな同じだったんだから、言ったって仕方ないっていうことだろう。

 心地よい下町言葉で時代を描くエンターテイメント作品だ。
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人間万事塞翁が丙午
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