懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 町屋の風景

2014年08月30日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市天城


昔ながらの町並みに町屋が残る。
昔の町並みはその地区の中心地であった。近郷近在の人はそこへ買い物に来ていた。
歩いたり自転車で行ける距離だった。
通りに面したところは町屋と呼ばれ商売や家内産業をやっていた。
サラリーマンや職人の多くは長屋や郊外の一戸建てにくらしていた。
家内産業は鍛冶屋や豆腐屋、畳屋、仕立て屋などであった。
私が古い町並みを撮っていた昭和40年にはそんな姿は消えていた。
昭和30年代の写真ならばそんな様子が分かる。

私が倉敷に転勤で来た頃の倉敷の美観地区は店も消え住んでいる人は勤め人であった。
車社会になりスーパーの郊外進出、土地の安い駐車場のたっぷりある店舗に客は集まった。
車社会とともに町屋の機能は失った。
機能は失ったもののこんな町屋の風景は懐かしさと落ち着きがある。
格子にナマコ壁、虫篭窓


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