懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

広島カープ スカウト部長 苑田聡彦氏を見て

2017年12月29日 | 日記
NHKプロフェッショナルで広島カープの名物スカウト苑田聡彦氏72歳の放送があり興味深く見せてもらう。

選手のスカウトとドラフト前の会議の模様はいままで何処のチームも取材させてもらえなかった。
今年のドラフト会議の終了後に放送することで半年の取材が許された。

苑田氏も三池工業高校から広島カープに入団14年間現役後スカウト担当になり40年
武骨な人情味あふれるスカウトである。歩いて足繁く年間350試合見て歩いている。
江藤や金本、黒田を見出してきた。

広島カープは12球団中、11番目の選手年俸の低さ。一番低いのは横浜ベイスターズ
今年の日本シリーズは一番年俸の高いソフトバンクと一番低い横浜ベイスターズの戦いであった。横浜に下克上をしてほしかった。

広島は市民球団のため金のない球団だが41年間黒字の球団経営である。
スカウトも金がないだけに逆指名の出来た時期は苦しかった。

誠意は金の時代であった。働きもしていないのに億の契約金を要求する選手は一番嫌いスカウトしなかった。どんな目で選手の良し悪を見ているのか気になった。

バッターは三振した時をみる、フルスイングしてタイミングは合っているのに空振りする選手はよし当てに行き空振りする選手はだめ。
投手は投手だけみるのではなく野手の動きも見る。投げたコースに野手が動く投手はコントロールがいい。野手の動かない投手はコントロールが悪い。
熊本工業の山口投手をドラフト二位で獲った。制球難があるが育てれば大きく伸びる。関東にはこんな投手はいないと言った。私は夏の大会の関東勢にはいい投手がいたと思ったが伸びしろをスカウトはみているのだろう。
山口投手は四球を出しても下を向く事がないナニクソと向かってくる。今は5球に一球しかいい球がないが五球で四球いい球が投げれれば先発で使える。
投手の黒田はインコースを打たれると次の対戦てもインコースを投げる気の強さがあった。
丸は投手としてはプロでは難しかった。バッティングはセンスやリストの柔らかさがあり野手で獲った。

スカウトとしてはもっといろいろな話もあったと思うが競争相手も多くいるので内輪の話はそこそこに

スカウト人生40年いい人生を生きた人だと思う。

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