懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 農具 その3

2016年02月29日 | 昭和の遺物たち写真展

今回は足踏み脱穀機、撮影岡山県津山市、唐箕(とうみ)をお送りします。
作業中を撮影するのはラッキーである。
ある写真家が言っていた。写真の質は量できまる。
一回二回足を運んだくらいでは傑作は撮れない何度も足を運ぶうちに状況がわかり素晴らしい光景にであえるということであろう。

足踏み脱穀、昔よくみた。こんなのがまだ残っていたのだ。
足で踏みドラムを回転させドラムの突起で鞘から実を取だす。
穀物は熟れ乾燥すると鞘がねじれバネのようになり衝撃で実が飛び出す。
米麦は人類が品種改良して実が外れないようになった。
現代のコンバインも脱穀のところはエンジンの動力でやるかだけで基本的に違いはない。

足踏み脱穀で随分作業が楽になったと思う。
干した穀物を棒なとで叩いて実をだしていた。
自分も家庭菜園の大豆や小豆は棒で叩いて実をたした。