懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 ボンネットバスとDISCOVER JAPAN

2013年11月28日 | 懐かしい物
撮影場所 徳島市 徳島駅前

駅前にボンネットバスが停車していた。この当時でもボンネットバスは少なかった。
しかし、どこのバス会社でもボンネットバスは車庫に一台くらいはいたのであろう。
鉄道ファンは多いがバスファンはどれくらいいるものだろうか
昭和30年代のバスや停留所での乗降風景を撮っていたら貴重だ。

ボンネットバスのついでにボンネットトラックの話
NHKのラジオで土日の夕方に地球ラジオというのがある。海外で暮らす子供たちの作文が読み上げられる。2013.9.14に放送された「ぼくの友達ボンネットトラック」は大変反響があった。
書いたのは小学4年生、村上遼君、タイに住んでいてタイには日本製のボンネットトラックが現役で頑張っている。30パーセントがボンネットだそうだ。
早朝や学校の休みの日に市場に集まるトラックを撮影に行く。お父さんに連れられてチェンマイまで撮影にいく。
古い車のため部品がなく廃車トラックを「にこいち」にして組み立てるそうだ。
解体屋のオッサンの話す「にこいち」の言葉を知っているのがおもしろかった。
自分の好きな事を自信をもって話す村上君に逞しさを感じた。
絵本も発行したそうだ。小学4年生で自分の好きな事を発見し行動し本まで作る才能に驚いた。大人になっても自分の感動するものを見つけられない人も多いのに素晴らしい。

Discover Jappanは国鉄が昭和45年10月から始めたキャンペーン
日本再発見としとて古い町並みや日本古来の風景が見直された。
環境に対する国民の意識も厳しくなる。屋久島の屋久杉の伐採も昭和45年に中止された。
昭和30年代後半から高度成長期はスクラップ&ビルドの時代だった。
それに危機感を抱き古い建物や町並みを保存する運動が活発になった。
このキャンペーンで高山や倉敷、木曽路に若い女性がどっと訪れた。
「遠くへ行きたい」「私の城下町」「いい日旅立ち」のキャンペーンソングもみんなの記憶に残るものになった。