★ベルの徒然なるままに★

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映画『ファインディング・ドリー』

2016年08月18日 | 映画鑑賞記
今日は、映画『ファインディング・ドリー』の感想をば♪
こちらも、山口から戻ってきてすぐに見に行ったのですが、感想をUPるのが遅くなりました~。

『ファインディング・ドリー』・・・そう、タイトルからもピンとくる通り、『ファインディング・ニモ』の続編。
そして、今度は、ドリーの物語なのですよね!

前作・・・と言っても、『ファインディング・ニモ』は2003年の映画。
13年も経っているのですね~。
ニモが懐かしいです(*^^*)

でもでも、映画の世界の中では、あまり時間は経っていませんよ(^m^)←当たり前w

■映画『ファインディング・ドリー』予告編



無事、ニモを取り戻し、親子で平和に暮らすマーリンとニモ。
そして、ニモとドリーはとても仲良しな大親友。

長時間の記憶が保てず、なんでもすぐに忘れてしまう、少しおっちょこちょいでドジなドリーは、ある時、長らく忘れていた家族・・・両親の事を思い出します。

両親の記憶が蘇り、居ても立っても居られなくなったドリーは、「両親を探す旅に出る!」と興奮するのですが、もう旅はこりごりなマーリンは、そんなドリーを引き留めます。

しかし、「親友が家族に会いたいと言っているのに協力しないわけにはいかない」というニモの強い説得に心を動かされるマーリン。こうして、彼も、ニモと共にドリーの家族探しの旅に同行するのでした。

そんな訳で、突如として始まった、ドリーの両親探しの旅。

肝心のドリーの記憶もあやふやで、しっかりとした手かがりも無い。

そして、海には危険がいっぱい!

そんな中、ドリーの行方が分からなくなってしまいます。

折しも、ドリーがドジをしてしまったせいで、ニモの身に危険が及んでしまった直後で、マーリンは、ドリーに対して、酷いことを言ってしまい・・・マーリンもまた、自分がドリーを傷つけたのではないか。ドリーが居なくなったのは自分の所為ではないか、と落ち込むのでした。

一方。

ドリーは、ニモ達とハグれ、海洋研究所に辿り着いていました。

そこには、幼い頃の自分を知っている魚も居て、家族への手掛かりもたくさん残されていたのです。

ドリーの中でフラッシュバックするお父さんとお

果たして、ドリーは、お父さんとお母さんにちゃんと会えるのか・・・。


というお話です。


家族や仲間を探す・・・というストーリーは、前作と同じですが。
今作は、前作より、テーマが少し難しかったかな? っていうか、重かったかな??

忘れん坊のドリー。
つい1分前のことすらも、覚えていないことが多々。

それはおそらく、記憶を保っていられない障害なのでしょうね。

映画の冒頭で、ドリーの両親が、ドリーに、自己紹介の練習をさせています。

「私、ドリー。何でもすぐ忘れちゃうの」

って自分の事を紹介するドリー。
それは、彼女が記憶を保てないことを、他の人に分かって貰うために、両親が彼女に教えていたことなのではないかしら。

なんかね・・・もう、冒頭から泣いちゃいました・・・。

子供時代のドリーが、凄く可愛いんです!
そして、彼女を大事に育ててる両親の愛情がまたとても深くって・・・。

なんでもすぐに忘れてしまうドリーに、両親はそれはそれは、根気よく根気よく、そして、優しく、丁寧に、いろんなことを教えてあげています。

自己紹介の方法。
危ないところには近づかないこと。
お家に帰る道に迷ったらどうしたら良いのか?
などなど。

それでも、お家から離れてしまい、両親からどんどん遠ざかって行ってしまったドリー。

ずっと、家族を探しながらも、いつしか、自分が何を探しているのかも忘れてしまってて・・・そんな時に、ニモを探しているマーリンと出会い、前作『ファインディング・ニモ』の物語になるのですよね。

ずっと独りぼっちで海をさまよっていたドリーが、マーリンと出逢ったシーンでは、思わずニンマリ。
「良かったね、ドリー♪」って思いましたですよ。


そしてそして。

今回のお話なのですが。

確かに、ドリーは記憶を保っていられないのです。
ゆえに、彼女に悪気はなくても、その所為で引き起こされる問題や危険も多々。

ニモの命を危険に晒されてしまい、怒ってしまったマーリンの気持ちも、正直、分からなくはないのですよね・・・。

でも。
ドリーに酷いことを言ってしまったマーリンだけど、決して、それは本心ではないのです。
ただ、彼女の・・・彼女独自のペースに巻き込まれてイラっとしてしまっただけで・・・。

きっと、ドリーの見ている世界は、マーリンの見ている世界とはまた違うのかもしれません。

だから、すぐに分かり合えなかったり、イラつくこともある。。。

だけど、やっぱり、マーリンもドリーも互いに信頼し合ってて。お友達で。

ドリーにはドリーにしか分からない感覚、ドリーにしか出来ない発想で、どんどん窮地を脱していくのです。
そして、ニモは、ちゃんとドリーのことを信じている親友。

そこが、とても良かったです。

そして。
ドリーが迷い込んでしまった海洋研究所には、病気なお魚たちが色々と出てきます。

彼らは、自分の、他者とは違う点に悩んだりしながらも、ドリーの為に行動することで、その悩みを乗り越えていきます。


これ、お魚の世界のお話ですが・・・でも、そのまま、私達人間の世界にも当てはまるなぁって思ったのです。

障害のある人、ない人、いや、それ以前に、人間だって、み~んな一人一人が違います。

考え方も人それぞれだし、得手不得手も人それぞれ。

人間が百人いれば、百通りの考え方、見え方、感じ方がある。

それを互いに分かり合おうとしたり、相手の得意分野を尊重したり、そして、自分も自分らしさを発揮して生きていく。

理想的だけど、それは、とても難しいこと。

でも、ドリー達はちゃんとそれを成し遂げていってたところに感動しましたです。


そしてそして・・・。

ラスト。

ドリーが貝殻を伝って家に帰り着くシーンは・・・もう、号泣でした(;_;)

長い旅の末、やっと両親に会えたドリーの気持ちももちろんですが、ドリーの両親の気持ちを想うと・・・。

ドリーのお父さんとお母さんは、どんな想いで、毎日毎日、あんなにたくさんの貝を並べて行ってたのか・・・・それを想うと、本当に本当に泣けました・・・。

良いラストだったなぁ。


どんな逆境でも明るく前向きで可愛いドリーと、美麗な海の世界のCG・・・などなど見所がたくさんの素敵な映画だったと思います。