狸喰うモノ牛愛でるモノ

アラフは扇動者、教育を知らない

電視珍走吠家

2016-03-14 17:30:35 | Weblog
バレンタインデーに圧され雛祭りがどんどん斜陽化していく。 ある人は少子化と言い、ある人は国際化と言い、またある人は商業主義と言う。 諸行無常。
霊感を磨きたかったら人形にでも話しかけるといい。 なんとなく喜んだ、悲しんだと思えるようになったらそれが霊感だ、実体が伴うかどうかはともかくも。 と、書いておいてなんだが霊感云々、お勧めしかねる、とあうのもそれ、身についたとしても過敏症の類。

恨み言大会。 書いていたとしたらエープリルフールまでの期間が心の求めを洗わす「正直の三週間」となっていたやもしれぬと思う。
教会霊たちは偽善を捧げる。 私は書く。 それはおまえたちの趣味だと。

さてと。 今所謂パレスチナ情勢の本を読んでいる。 んでその著者なんだが、学者なのに妙な事ばかり言っている。 一見パレスチナ側に立っているようで変だと。 リベラルだ、というのもあろうがムカつく。
そこで言行パターンを分析してみた。 結論は以下となった。
1. リベラル・プロパガンダの補強
2. イスラエル側恫喝・ブラフの喧伝
3. 「脅されている人たち」の保護弁明

蛇の道は蛇、か。 ほっとくか。

うん、踏んでおこう。
まず2から行くか。 「イスラエル核持ってる」「イッパイある」「すぐ使う気がある」「イスラエル軍めちゃくちゃ強くて一枚岩」「レジスタンスはすぐ発見される」「話し合いだけしててアメリカの助けやイスラエルの自壊を待つ方が賢い」とかなんとかと意訳。
3はまあ、そんなもんだな。 「彼らは可哀想な弱者なので君たちは哀れまなければなりませーん処刑なんてもってのほか」と。 これは理解出来る。 問題は、プロパガンダ。

話を少しずらす。 時は冷戦後期、1980年代。 いわゆるナクバ論はインチキでエスニック・クレンジングを先に始めたのはアラブ側、アラブ大反乱の1936年だ、と以前書いた。 初期の欧米側の反応もアラブ側指導者の動きもこの事実に準じたものだったのだがこれが変化したのが1970年代、ようはオイル・ショックの結果なのだと。 ここに冷戦終期の情勢が付け加わる。 西側エリートに長く流行していた、社会主義礼賛体制の崩壊である。 その時彼らはどうしたか。 彼らはこう言った。 「パレスチナ人たち可哀想」と。 「社会主義は理想郷」なんて嘘だったじゃねーか」と問い詰められる段に入った時、彼ら欧米先進国のリベラル・エリートたちは「お前たちはパレスチナ人たちを哀れまなければならないのだ」と言ったのだ。

リベラル・プロパガンダに話を戻そう「全てのアラブ人を追放せよ」と書かれた命令書、とある。 これ別の本では確かエジプト軍シリア軍ヨルダン軍の侵攻に先だっての、軍事要所にあった特定の村に対する作戦の命令書でイスラエル国内全域対象じゃなかったはずだがおそらく、わざと混ぜてる。 実際の歴史では全域全員追放なんて起きてないし、実行されてもいない。
もう一つ行っとくか。 「パレスチナ人こそがユダヤ人だ」ってヤツ。 カルタゴ。 カルタゴ陥落後、カルタゴ人たちはどうなったか。 散り散りになつまた人たち。 元々親ローマ派で、ローマ帝国内で冷や飯食いになった人たち。 場所柄寇掠に遭わず混血しローマ諸州の庶民となった人たち。 カルタゴ人の末裔とは誰か、と聞かれたら「散り散り」か「冷や飯食い」、あるいは「奴隷」たちの末だろう、と答える。
良きサマリア人。 当時のローマ人、ギリシャ人、ユダヤ人、そしておそらくサマリア人たち自身のいずれもが、彼らをユダヤ人だとはしていなかった。
白系ロシア人。 ロシア革命当時各国への亡命者がいてな、今の日本にも八分の一とか十六分の一とかの混血がいたりするわけだが彼らはただの日本人である。 仮にもし、だが彼らの内に何らかの形、傍目に明確なそれ、で白系ロシア人としての正当性を持ち続けていたとしたならば私は現ロシア政府に対し「変な人たちが居る」もとい「ロシア政府は彼らを正統なロシア人として受け入れるべきだ」と表する立場にある。 これは韓国政府に対し在日朝鮮人の受け入れを求めるネットウヨクの主張と一致する。 と同時に、ソ連政府に対するそれは無い。 彼らはソ連政府から亡命したのだから。

さてリベラル・プロパガンダ、これがどう作用するか。 ネットウヨクにこんなジョークがある。 「まともな韓国人だ、親日派として通報しよう」。 戦後の韓国は親日派とされた人たちが迫害される状況下にありそれが今も続いていたりするのだがぶっちゃけ、魔女狩りの世界である。 つまりだ。 リベラル・プロパガンダを流布する事で流布者が、たんにそれを居心地がよいとする人民たちの中に潜り込める、のみならず潜り込み先でそれが、まっとうな人と人民とを分断する「愚民化毒」として作用するんだな。 常識化したら最後、情報混乱が永続する。 破壊工作大成功ってか。
どっこいこれこの影響、これだけに止まらない。 近隣国の愚民化、流動化だけでも大事なはずなんだがこの偽常識、本国にも影響しちゃうの。 入って来ちゃうの。 若い層や女、不満を抱えた貧乏人らに。 そうなった時流布者は責任を取るのか。 否だろう。
プログラマーにこんな悪徳の話がある。 スパゲッティ抱え込み、である。 システムの心臓部分を自分にしか理解出来ないようにしておくと永久に食いっぱぐれない、とかそんなネタ。
もっと悪いかも知れない。 流布者同士が連帯しちゃってる。 状況見えてるのかな?とか、良心残ってるのかな?とかそんな話。 とりあえず、朝日新聞には無かった。
コメント
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