人間の社会というのは、身の回りの利害関係の中で「紛争のタネ」のようなものが毎日毎日ぽろぽろこぼれ落ちるイメージを持っています。
インターネット社会となった今、とても便利で、気持ちが伝えやすくなっていて、嬉しいことも増えましたが、誤解や浅薄な情報も生じやすくなりました。
そこから生まれてしまう「紛争のタネ」を、気づいた人が毎日拾い、「幸福・平和のタネ」に変えていく。
それには想像力と、対話と他者への理解を積み重ね、信頼関係を構築する時間が必要です。
平和は、ある日誰かが運んできてくれるものではありません。
それぞれが、「身の回りの小さなことからはじめる」、その不断の努力が平和への道です。
こども達の平和への誓いでは、語り部の方からの「小さなことからはじめてほしい」という言葉が、ちゃんと届いていることがわかりました。
子ども達も身の回りの人たちと対話し、大きな課題に取り組もうと行動を始めています。
広島市長の平和宣言では、
『~「若い人たちが世界に友人を作ること」「戦争文化ではなく、平和文化を作っていく努力を怠らないこと」の大切さを感じた。』
『人生を大きく歪めた「絶対悪」をこの世からなくすためには、脅し脅され、殺し殺され、憎しみの連鎖を生み出す武力ではなく、国籍や人種、宗教の違いを超え、人と人とのつながりを大切に未来志向の対話ができる世界を作らなければなりません。』と。
安倍首相のあいさつには、非核三原則の堅持という文言は入っていましたが、真に平和を希求する姿勢の乏しい内容でした。
すでに4月に武器輸出は「新三原則」を閣議決定し、条件付きということになっているらしいのですが、輸出が解禁になっています。
二度もの原爆投下を受けた国として、平和憲法の国として、大きな原発事故渦中にある国として、「ありがちな国」になっている場合ではないのです。
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