ミエルの居心地のいい場所

乳がんが気付かせてくれた事【心地よい場所を沢山もっていればきっと大丈夫!】そんな場所を毎日探しています。只今バラに夢中☆

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強さを武器に

2005年07月16日 15時09分40秒 | 夢を描く

TVで、二人の男の人生を振り返っていた。
一人は先日若くして脳内出血で急逝した、プロレスラーの橋本伸也氏。
もう一人は、先日打ち上げが延期となったが、
スペースシャトルに乗り込んで宇宙へ行く野口聡一氏。
あまりにも好対照な道を歩いてきた二人の、
共に40才という年齢が、なんだかとても皮肉に思えてきた。

橋本氏は3才の時に父親に捨てられ、貧しい少年時代を送った。
父親代わりとなる柔道の師の下で【強さ】に憧れ、それを武器として、
歩いていった。
プロレスの世界に飛び込んだのはなぜかと聞かれ、

『貧乏者が文字通り裸一貫でのし上がれる世界だから。
 悔しさが無いとやっていけない。
 金があったらプロレスなんてしなくていい。』

不屈のハングリー精神で、プロレスの一時代を築いた男。
しかしそこから今に至るまで、彼の人生は穏やかさとは無縁だった。
ケガ、新団体設立、借金、団体解散、離婚と、
荒波は次から次へと彼の前に立ちはだかった。
8年前、彼を捨てた父親と会う事を決意した彼は、
TV局に父親探しを依頼した。
闘う敵に対しても、人生のハードルに対しても、
まっすぐに対峙していった男は、封印していた心の傷にも、
自ら向き合う事で、本当の強さを手に入れたかったのかもしれない。
30年振りに対面した父は、大きな息子の前で、
泣きながら頭を下げていた。
小さな父は益々小さく見えた。
そんな父を見つめる息子の表情は、身体以上の懐の大きさを表していた。

『親父がいなかったから、ここまで強くなれた。
 親父がいたら、強くはなれなかった。』

すべてを受け入れた男の言葉は、限りなく優しかった。
父親を救い、自らを救った言葉を発していた。
しかし、許す事まではできなかったのだろう。
この後この親子が会う事は無かったという。

自らに起こる試練に対し、真正面から取り組む事で、
誰に対しても負い目の無い、まっすぐな強さを持ち続けていた男。
これから新しい夢に向かって、というまさにその時、
人生の幕は無情にも下ろされてしまった。
最後まで自分から逃ずに逝った男の生き様は、
太く短く、疾風の如く、駆け抜けた人生だった。

もう一人の男40才は、野口聡一氏。
東大大学院を卒業している彼だが、実はスポーツも万能、
小さい頃からボーイスカウトで鍛えられたたくましい秀才であった。
普段は皆と一緒によく遊んでいて、
いつ勉強しているのか誰もわからない。
しかし成績はいつもトップだったという。
ボーイスカウトのキャンプでは、厳しい自然に見舞われて、
ほとんどの班が火も起こせず、
食事もできない夜を何度か過ごしたというのに、
彼の班だけはいつも火が起きていて、
あたたかい食事を口にしていたという。

『彼のサバイバル能力は素晴らしかった。』

かつて彼を羨望の目で見ていた仲間達の目は、
宇宙飛行士となった現在の彼にも注がれている。
高校1年の時、シャトルの打ち上げをテレビで見た彼は、
宇宙飛行士になることを決めたと言う。
ラジオの英語講座を毎晩聴き、物理を専門にするため勉強に励んだ。

宇宙飛行士になるには、並外れた身体能力と、強靭な精神、
そしてサバイバル能力が必要とされている。
特に、シャトルが極限の地に不時着した時に、
火を起こし、食料を得て生き延びなければいけない為、
火起こし能力は重要なのだ。

高校生で自転車で長距離の旅をしていたり、
ボーイスカウトで磨かれたリーダーシップ、
自然の中で生きる能力に長けた彼は、
宇宙飛行士になるべくしてなったとも言えるだろう。
数々の難関をクリアして、宇宙飛行士になったのは9年前。
種を撒き、芽が出て花開かせた年月。
間もなく彼は、自分の夢、みんなの夢を実現させる為、
宇宙へと飛び立ってゆく。

子供の頃、誰しもが憧れた宇宙飛行士は、
すべてに対し【強く】なければいけなかった。
プロレスラー橋本伸也も又【強く】なければいけなかった。
強さを手に入れる為、その強さを武器に、
夢を叶えていった二人の男達は、どちらも40才。
ここで一つの実を結んだと言えるだろう。
橋本氏は、宇宙飛行士の野口氏よりも一足先に、
宇宙へと旅立っていった。
どちらの男の肩にも、少年達の夢がたくさん載っている。
みんなの夢を載せて
【Let's go fly!!】

シャトルの打ち上げは来週後半以降に延期となった。
私も41才になる秒読みが始まったところ。
もしかしたら、シャトルの打ち上げと私の誕生日が、
重なるかもしれない。
そんな事を思ったら、鳥肌が立ってきた。
そうだ、私の夢も一緒に打ち上げようと思う。 
わくわく、ドキドキしてきた。
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9 コメント

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お知らせ (ミエル)
2005-07-16 15:33:58


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こんにちは! (pumita)
2005-07-16 16:46:31
橋本さんのことは、あまりよく知りませんでした。

心身ともに多くの困難を乗り越えてこられたのですね…

『強くありたい!』と。

少しせつなくなりました。



シャトル打ち上げ、楽しみです

万全の態勢で飛び立ってほしいですね☆

みんなの夢を乗せて…
Unknown (kodure)
2005-07-16 16:46:39
はじめまして。

橋本選手の器の大きさがニュースやみなさんの

ブログからわかりました~。

クリックしときましたよ。(笑)



ありがとう (芸能&スポーツ瓦版)
2005-07-16 18:40:34
TBアリガトウございます。

橋本真也さんは偉大だった。

そして野口さんが宇宙に行く日を楽しみにしている。
Unknown (Marusho)
2005-07-16 19:47:56
はじめまして、こんにちは、miel(蜂蜜)さん。自分が投稿した記事へのTB、どうも有難う御座いました。心より感謝申し上げます。自分の方からも、TB返しさせて頂きますので、宜しく御願い致します。

mielさんの上記の記事、とても興味深く拝見させて頂きました。言葉では説明のできない、とても肝に染みるものがありました。ホンネを言うと、少し涙が出そうになりました。mielさん、橋本選手、野口さん、共に40歳ということで、mielさん自身にも、言葉で表現するには、難しい、何か心にリンクするものがあったのではないかと拝察致します。

mielさん自身の自己紹介欄も、拝見させて頂きました。幼き頃、黒澤明監督の「いきる」という映画を見て、稲妻のような衝撃を、心に受けたのを思い出しました。その時、主人公の生き様が、とてもまぶしく、輝いて見えたのを覚えています。mielさんも、きっとそうなのでしょうね。こんなに立派に、生きてきた皆さんを見て、自分が恥ずかしくなりました。

それでは、「自分自身を信じてまずはTRY!」

http://marusho.tea-nifty.com/ 共々、宜しく御願い致します。勿論、クリックさせて頂きましたよ。
プミちゃんへ (ミエル)
2005-07-17 12:46:27
自分の夢がみんなの夢になるって、素敵な事ですよね。

一人で夢を追うことはできるけど、

叶えるには多くの人の助けがあって叶えられるのだと思います。

自分ができなくても誰かの夢に賭ける事ができれば、人生がもっと輝くでしょうね。
kozureさんへ (ミエル)
2005-07-17 12:51:01
kozureさん、はじめまして!

ようこそいらっしゃいました。

人生の幕を引いたときに、その人の人となりがクローズアップされますよね。

人の人生に甲乙つけることなどできませんが、

人に惜しまれてゆける事は、きっと幸せなんですよね。

クリックありがとうです。
芸能&スポーツ瓦版さんへ (ミエル)
2005-07-17 12:54:35
はじめまして!

こちらこそありがとうございました。



お二人の存在は多くの人の胸に、希望と勇気を与えてくれたのでしょうね。

打ち上げ楽しみですよね!

marushoさんへ (ミエル)
2005-07-17 13:03:29
marusyoさん、はじめまして!

TBありがとうございます。



このお二人の事、先日までほとんど知らない方だったのですが、お二人の歩いてきた人生を少し垣間見た事で、marusyoさんがおっしゃるように、

自分と重ね合わせ何か深いものを感じてしまったのですね。

私も今月になって、自分の過去を振り返っていたので、なおさらだったのです。



【生きる】は私も半年前に見たんです。

それまで死んだように生きてきた定年間際の窓際課長さんが、命の期限を知り、『命短し恋せよ乙女~♪』と唄いながら、やり残したことを一途にがむしゃらに貫き通す彼の生き様に、胸を打たれました。

モノクロ映画なのに、ほんとキラキラ輝いていましたよね!

私もああいう風に生きたいと思ったんです。



私は決して立派な人生など送っていませんが、

最期に自分でいい人生だったと言えるように生きたいと思い、今に至っています。

そして自分のいなくなった後にも、人の心に生き続けていられたら、こんな幸せな事はないだろうと思っているんです。



marusyoさんの心に触れる文章を書くことができて、とても嬉しいです。ありがとうございます。

ブログにもおじゃまさせて頂きました。フランス語がお得意なんですね。

心に触れる文章を書いておられるブログ、これから少しずつ拝見させて頂きますね。

これからもどうぞよろしく。

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