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映画、音楽、お酒、猫、そしてモンハン。

ぼく!フランスでも生きていけるよ!

2019-06-16 15:49:59 | 旅行

先日うぃーんとぱりにいってきました。大好きな映画「before sunrise/sunset」の聖地めぐり。完全旅行記メモです。検索でここに来た方向け情報としては、行ったのは2019年5月です。

うぃーんは普通に「クラシックの似合う品の良い街」という先入観どおりの平和な町だったのですが、ぱり!ネットを見ても危なそうというか、、、財布を見せるのもどうだろう。。。とチェーンまで持って行ったのですが、22時過ぎの地下鉄に普通に若い女性の一人帰宅が結構いました。驚きました。アメリカに住んでいた頃は、「地下鉄のように人と接触する状態はいつ後ろからサイレンサー付きの銃で撃たれてもおかしくない僕いえろーだし。。。」と思っていたので、、、。映画の中でもアメリカに留学していたフランス人のセリーヌがアメリカの銃社会について話すシーンがありますが、フランスは持ってる人少ないんだろう。お薬はしらんけど。そして意外と英語が通じる。スーパーでカード支払いする時や駅で切符を買う時にフランス語か英語か選べる。僕は思った。「フランスでも生きていける」と。ただスリは一杯いるような気がします。実際にやりそうな一団とすれ違いました@ノートルダム寺院そば。物乞いや、無理やり親切にしてチップをせびる人も結構います。そうゆう意味では海外慣れてない方は注意が必要なのか。

世界は広い。心は羽ばたく鳥のように自由だ。。。ってなんかの映画のセリフであったな。。あと、夜がくるのが遅いですね。20時ぐらいでも明るい。お仕事終わって飲みに繰り出しても外が全然明るいです。朝の通勤ラッシュの込み具合は東京と変わりませんけどね。ただパリでもスーツ着てる人ほとんど見なかったですね。ウィーンとかも意外と自転車通勤多かったです。川のほとりをガンガンこいで出勤している人がいた。どんな国に行っても先進国のもろもろってやっぱり人間ってことで変わらないんでしょう。エスカレーターも日本と同じで片側に一列に並ぶんですもの。地下鉄の中で上司?同僚?の悪口言ってる人もいた( ̄▽ ̄)。慣れるのに時間がかかったのは、電車の乗り換え。エリア内では乗り換え自由とか、30分以内なら他の駅に移動できたり、改札機がなかったり。。気づかぬうちにキセルしてしまってそう。ゆるい。パリの地下鉄の夜遅くに駅と駅をつなぐ地下道にスタッフが3人ぐらいたっててキセルしてないかチェックするっていうのにも出くわしました。人力でチェックしてるっていう。。。ゆるい。パリで一番感動したのは、小学生の時にコンゴからパリに移住してきたという品のよい女性(身に着けているものは高級ブランド品だった)が片言の英語で次の駅の乗り換え先まで連れて行ってくれたこと。駅の窓口の女性が「あっちよ!」と指さしたのを見て「あっちじゃたどり着けない!」と感じ、、、でも英語しゃべれない。。。と気を使いながら声をかけてくれたようです。あの時は、出勤途中だったのに本当にありがとうございました。とここで伝えたい。

あ、あと、すごく怖かったのは、私が餌をくれそうに見えるのかやたらと私めがけて鳩が飛んでくること。1回や2回じゃないよ。。「なんかくれーーーー!!」って感じで何匹も飛んできた。きっと街のみなさんがくれるんで慣れているのでしょう。フランスパン美味しいしね。 

 

 <ウィーンの思い出>

●ウィーンのレコード屋さん「Teuchtler」。今のおばさまが3代目で、1948年からあるんだそう。店内のレコードがレコード(アナログ音盤)として販売されたそれ以上に古い店。蓄音機も沢山あった。ブルーノートレコードは、、、1939年からある、、、と考えるとやっぱ古い。僕らが「before sunrise」ファンと知って店内で「come here」をかけてくれました。やばかった。。。店内のスピーカー普通にいい音。「この街にやっとこれた。この映画を初めて見た頃からもう20年以上も時がたって私も歳をとってしまった」と言ったら。おばさまにすっごいいいものもらいました。4代目は二人いる息子のうちのどっちからしいw。

●ウィーンの「Cafe Sperl」。カフェとしても有名で普通のお客さんも一杯。正面入り口を入って左側奥がラッキーに空いて担当のおねーさんにそのテーブルに座りたいとお願いしたら「映画に出てきた席はその隣よ?」と言われたので、証拠のシーンの写真を見せて。二人の座っているテーブルが入口から奥に向かって4番目の席だというと「まじか!?」ってリアクションだった。たぶん、これまでファンの人に聞かれたら隣の席を案内していたんじゃないだろうか。。。写真までもってきて現場検証する、、、日本人ってやっぱりオタク度数高いんだろう。。。でもすごく雰囲気よくって普通に通いたいお店だった。こちらも古くって1880年からあります。たぶん椅子に使ってあるジュータンのような厚めの生地も映画撮影当時のままのような座り心地。

ウィーンは「第三の男」の観覧車ももちろん乗りました。その頃ときっと変わらぬ1台で沢山乗れる観覧車。何故か園内は自動移動カート型のホラーハウスが多かった。

 

<パリの思い出>

●パリは、、、「街角」。全てが映画のよう。もちろん郊外は普通のビルも建ってます。映画の中に出てきた街角のそれがずっとそのままある。建物だけでなく店も看板も。東京ではこうはならないんでしょうね。20年も経ったらきっと印象の違う街角なんだろう。今回あの大火災すぐのノートルダム寺院も見ましたが、本当にパリの中心地にあります。東京でいうと浅草寺が燃えたみたいなものかな?いやダメージはそれ以上でしょう。近づくことも許されず、テロ対策みたいな警察もいました。次に来るときには生まれ変わっていることでしょう。死ぬまでにもう一度行くことは決まってます。だって、パリに行ったのにエッフェル塔、、登ってない。シャンゼリゼ歩いてない。。。次回は歌いながら歩きます。

●ノートルダム傍の「Shakespeare and Company」。好きに古本を読んで気に入ったものを買える店。あちこちにある読書用の椅子のどこそこに住人、、、いや、「住猫をゆっくり寝かせてあげて」のパネルが。。。みつけたあの子は読書中のおきゃんぴールックのおねーさんの膝の上にいました。きっと常連さんの膝の上のほうが普通の椅子にいるより邪魔が入らず寝れるんだろうね。ふわふわちゃんでした。

●むらかみしんちゃんが結婚したいあの女優が食事をした店「Le Train Bleu」。映画「レオン」や「ニキータ」にでてくるにリオン駅にあるレストランに行ってきました。完全に観光地化しておりましたが、始発の駅で出発を待つ人たちの為に作られた素晴らしい歴史がつまっている店。食事をしているとこの店にどうしてこんなに多くの装飾があるのかお兄さんが説明してくれます。お食事は高価でしたがフランスにきた気分を満喫しました。この店、予約しなくても大丈夫らしいよ。という友人の情報で予約しなかったんですが、あと一歩遅かったらたぶん断られてました。。。ので絶体行きたい方は早めに行くか予約したほうがいいかも。帰国後このリオン駅のすぐ近くで爆発テロがあったという事実は。。。ちょっと冷えましたけど、パリに言ったら一度は行ってみたい店です。

●こちらは大きく取り上げられたテロの現場、「Bataclan」。一緒に行った友人が昔ファンだったアーチストが公演するということで行ってきました。11区にあるんですが、、、もっとスラムってるとお思ったら全然でした。すばちゃんもデビューしたらここでやれそうだな。。 きゃりーちゃんもやってるらしい。規模感は「SHIBUYA-AX」ぐらいかな?1階はスタンディング、2階部分は椅子席です。海外のライブでおお!と思うのは撮影自由って事。ペットボトルのドリンクはもちろん没収。中で買うドリンクはバタクラン専用のプラスチックコップに入ってて遠くへは投げづらくなってた。「ちょっと昔の人扱いになっちゃってるけど、リフを聞いたらやっぱり彼だった!」と友人感激しきりのライブ。英国人なので地元のテレビが取材に来てて入口で並んでる時にファンが「I love you!!!」とか言ってた。ちょっと映画「ラブソングができるまで」を思い出した。終わりが遅いだろうと思ってたら、予定通りに前座が始まって、予定通りに本人出てきて、良識内の時間に終わった。タクシーで帰ろうかと思っていたのに楽勝で地下鉄で危ない目にも合わず帰ってきました。前座にいたギターのお姉さんが結構良かったけど、そのバンドの音、結構陰気だったw。

●観光地からはちょっと離れたところにあるロケ地のカフェ「LE PURE CAFE」<=フェイスブック。ここのハンバーガーに使ってあるバンズが異常においしかったです。アメリカ人もびっくりですよきっと。さすがパンのおいしい国です。形は普通のバンズなんだけど、食感がクロワッサンのようにサクサク。あれを食べにもう一度行きたいぐらい。店の内装とかもほぼ変わってなくってちょっとテーブルの配置がかわってるくらい?この店から歩いてセリーヌが住んでる設定の建物に行ったんですが、道の途中の建物の壁にフリーザ様がいて笑いました。結構日本のコミックやフィギアが置いてある店多かったです。

●映画「マリーアントワネット@ソフィア・コッポラ」があるからね@ヴェルサイユ宮殿。フランスの観光地ってどこもでかいです。広い。きちんと見たいなら一日で全部はきつい。僕は宮殿だけでなく、庭も結構歩いたのですが、なぜかホモセクシュアルの方が多い。きゅっとした髭のある美しい男性が手をつないで歩きがち。それも数えるほどいました。。。ドラッグクイーンさんとか?王宮で着ていたようなドレス好きそうですものね。他の観光地は普通だったので、多分ヴェルサイユ宮殿がそちらの方に人気なんだと思います。ヴェルサイユの庭って高いところから写したものが多いですが、本当に広いです。マリーアントワネットの庭までトローリーバスがでてますが、行くなら乗るかカート借りたほうがいいです。。。本当に広いから。。。ヤバイ銅像茶化しながらゆっくり歩くだけならOK!映画の中で晩年のマリーは自然を愛する人だったとでてきますが、この広大な自然と王宮での生活から街中で首を落とされるまでの急転直下。。。時代って動くね。

●ルーブルといったらやっぱり映画は「ダヴィンチコード」。ルーブル!広いとは聞いてたけど本当に広い。朝から閉館までいたけど、9割しか見れてない。ランチと途中気に入りの絵の前で少し休憩でほぼ歩き通しでしたけど。。。ダメでしたね。最低でも2日、ちゃんとみたいなら3日は必要ですねここ。そして近くにオルセーがあるのにそちらは全く見れてません。そういえばウィーンに行ったときクリムトまったく見てないっていう。。それも日本にいくつかきてましたしね。。。ルーブルもでかいけど、かかってる絵もでかい。ずっと上を見ていたのですぐ首が痛くなりました。ガラスの中のほほえみよりも、普通にかかってる岩窟のほうが近くで見れていい感じでした。よく知ってて、パンフレットに載ってる作品よりも光を放ってるものがたくさんありました。本物が見れて一番うわ!ってなったのはハンムラビ法典のでかい石。

今回の旅は映画のロケ地、、、友人の検索力で通りすがりの道さえもほぼ網羅できました。ちゃんと場所がわかってるのに行かなかったのは「名もなき人の墓地@ウィーン郊外」と「ピンボールしたバー@ウィーン」かな?朝にダンスを踊った地下の窓は、たまたまお家の方が出てきて閉じた扉の内側が見れました。らっき!お家に帰って2本の映画をもう一度見返してみたのですが、画面に映るその向こうが見えるっていいですね。映画は結婚後の二人まで話は進んでいるのですが、ウィーンやパリの街にはまだ結婚する前の二人の姿が残っていました。時間の経過から4本目は2022年製作な感じですが、、よろしくお願いしますね監督、ジュリー、イーサン!今のところギリシャに行く予定はないんですよね。。行きたいな。

フランスみあげに塩とバターを買ってきました。バターは発酵バターでうまいと聞いたので、保冷剤やジップロック使って持って帰ってきたんですが、旨い。これにパンがあればそれだけでぼなぺてぃ!英語使えてフランス語はあまり使わず帰ってきてしまったのがちょっと残念( ̄▽ ̄)。