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『永遠の0』を読んで

2011年02月19日 23時28分55秒 | 一般 文庫本

『永遠の0』

 

著 百田 尚樹 講談社文庫 867円(税別)

 

お勧め度 ☆☆

 

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

 

                                   紹介文より

 

この本を知ったのはツイッターでゲーム監督の小島監督のつぶやきを見て読んでみようと思った。涙がとまらないと太鼓判だったので手にとってみることに。本の帯には本屋さん大賞1位など、輝かしい功績が書かれてる。

 

物語は祖父と信じていた人物は実は血の繋がっていない関係で実の祖父は第2次世界大戦時に零戦乗りとして戦っていた。その真実を知るために健太郎と姉の慶子と調査に出る。血の繋がった本当の祖父、宮部を知る戦友から当時の話を聞く。戦友達の語り口調は静かに、熱く、言葉では言い尽くせないような怒りや感情を吐露していく。

戦友たちから語られる宮部は臆病者と罵られる一方、零戦における空戦の達人でもあった。戦友達の情報から本当の祖父、宮部の情報がだんだんと肉づけされていく。

 

物語は非常に淡々としていて、正直、参考資料と作者の考えた物語がいい具合に混ざり合わない感じだった。最後の真相は察しのいい人は読めるだろうし、どこで泣けばいいのか解らない。一介の新人作家が書いたデビュー小説としては評価するがそれ以上でもそれ以下でもない、いたってノーマルな小説。これでよく1位をとったとは言いたくないが明らかに実力不足が目立つ。

 

もう一度読みたいかと聞かれれば答えは解りきっている。ノーだ。

 

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泣けばいい 講談社文庫
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