未定

日記とたまに詩

捨てる勇気

2017-09-02 00:09:53 | 日記
自分の持てるものには限界があるのだと思う。
もちろん物理的に家の中に入らないなどといった限界もあるが、なんとなく目に見えない限界があるのではないかと思う。
だからこそ、新しいものを手にいれるためには捨てることも必要なのだろう。
いや、捨てることが必要だというよりは、何かを捨てればその代替品のようなものが自然と手にはいるのではないだろうか。
つまり手に入らない理由というのは、手にいれたいものが入ってくるべき場所を、何かによって塞いでいるからではないかと思う。
物理的なものよりも、自分の行動のそうが分かりやすいのかもしれない。
例えば、今日本に住んでいる自分は、同時に海外に住むことは出来ない。
また、もっと身近なことで言うと、どこかへ出掛けるのに、同じ日時の同じ道のりを、自動車と電車の両方で行くことは出来ない。
人生も同じことなのかもしれない。
あの仕事もこの仕事もやりたいというのは不可能である。
仮に両方やったとしたら、どちらも究めることはできないどころか、悪くすればどちらも頓挫してしまうだろう。
もちろん、場合によっては、両方やっておいたことが後々生きてくる場合もあるが、同時期に両方をある程度の形にするのは至難の技であろう。
話が逸れたが、何かを捨てることでしか得られない場合もあるということである。