伊吹山は、岐阜県の西端にあり、
山野草の宝庫です。
わたしは伊吹山を見て育ち、
何度か登ったこともあるので、
思い入れは、ひとしおです。
いまはドライブウェイで頂上まで車で行けますが、
むかしは、滋賀県側の三の宮神社から登りました。
夏に「夜中参り」で登る人が多かったのですが、
樹林帯を抜けた、3合目から5合目くらいまでは、
お花畑を踏んづけて歩くくらい、花いっぱいでした。
わたしは、伊吹山の花の美しさに魅せられて、
山野草が好きになったほどです。
山頂のお花畑(高地性植物群落)は、
国の天然記念物になり有名ですが、
もう寒いので花も咲いてないのではと思い、
今回は、ゴンドラで3合目まで往復。
秋も深まってきたので、もうお花は無理かな、
と思っていたのですが・・・・・なんと、
2時間で23種もの花を見つけました。
伊吹山の固有種もたくさんあります。
イブキフウロ(フウロソウ科)
まずは、かれんでかわいいイブキフウロ。
ゲンノショウコに似た花ですが、
少し大きくてやわらかな感じです。
伊吹山には、イブキフウロとハクサンフウロと、
エゾフウロの3種があると言われています。
花弁の先が丸いのはエゾフウロかハクサンフウロ。
イブキフウロは、花弁の先が3裂するそうです。
素人では見分けるのがむずかしいのですが、
『伊吹山の中腹(三合目)の草花ミニガイド』
(森壽朗著/サンライズ出版』にはこんな解説があります。
「フウロソウについて・・・・以上の3種類に分類されていますが、
固体差によるものであって、特に分ける必要のない
同一種と考えてもよいのではないかと思っています。・・・・」
イブキトリカブト(キンポウゲ科)
少しやぶの中に分け入ると、
イブキトリカブトがあちこちに咲いています。
美しい青紫の花。こんなに身近で見られて感激。
こわいもの見たさ、で写真をたくさん撮りました(笑)。
リンドウ(リンドウ科)
リンドウがこんなに自生しているのを見たのは初めて。
秋の光のなかで、吸い込まれるようなブルーの花。
思いがけなくうつくしい花たちに出合って、
ゆたかな気持ちになりました。
恋しい花に、また会いに行くことになりそうです。
写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
みどりの一期一会!
⇒♪♪人気ブログランキング♪♪
あなたがクリックしてくださると、
わたしのポイントになります。
クリック!わん!