1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (物書きの末席にいる者)
2008-12-03 15:27:08
いろいろと気になったことがあるので再びコメントさせてください。

まず、「ムーブ!の疑問。図書館に同性愛の本?」の件です。
木村弁護士の最後の意見、「今回言われている書物を読んだが、有害なものではない、少女漫画と変わらない」というのはさすがに間違いだと思います。
前にも書きましたがボーイズラブにもソフトなものもハードなものもあります。
たとえば、堺市の図書館が200冊以上購入しているプランタン文庫は、

http://www.printemps.jp/servlet/Satellite/p/bookdetail/1183380430121

このようなものです。
弁護士さんの意見は、ボーイズラブは全部ポルノと言っている人とかわりません。狭すぎます。
とはいえ、弁護士さんの見解を責める気も、それを掲載したブログに文句を言いたいわけではありません。

結局、今回の問題の鍵は、ボーイズラブの範囲が広すぎることだと思いました。ソフトなものもハードなものも全部ボーイズラブですから、最初に図書館の問題をあげた議員さんはハードなもの、弁護士さんはソフトなものを見たのだと思います。

いわゆる男性向けのものは、過激な内容ならば18禁となりますが、ボーイズラブはいくら過激でも18禁にはなりません。上のリンクの本も18禁ではなく、実際に現在でも未成年に貸し出しを行っています。あまりに過激なボーイズラブの年齢制限が甘いためにこうなったように思えます。少なくともいわゆる男性向けと同じように内容を吟味して年齢制限をつければこのようなことはなかったと思います。
ちなみに多くの本屋では自主的に未成年にこのような本を販売することを規制しています。
そんな状況ですから、いくら有害図書に指定されていないから、と図書館が言ったところで反対する者は減らないと思います。

>図書館側の「青少年への提供はしない」という決定は見直されたようですが、「BL本は閉架へ」「今後は収集・保存しない」という措置はそのままです。

これはそのままだと思います。
なぜならこれを許可すると、以後は男性向けの本も平等に購入しなければならないからです。
前にも書きましたが、ボーイズラブを有害図書ではないとして置くのならば、以後は有害図書ではない性をテーマとした男性向けの本もリクエストに応えてもらえるのですね、との要望は拒否されました。
さすがにいたる所で話題になっているので、露骨にボーイズラブだけ有害図書に指定されていないものを購入する、ということは出来ないでしょう。また、双方を解禁した場合は、話題になっていることですし、性をテーマとした本のリクエストが山のように入るでしょう。

私が予想する今回の事件の結末は、ボーイズラブが厳しい基準で有害図書に指定される、といったところです。某少年誌に掲載されていた漫画なども有害図書として葬られたわけですから……。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。