緑川鷲羽 上杉奇兵隊日記「草莽崛起」<上杉松下村塾>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

250億円? NHK代表的な番組の製作費は?

2017年02月08日 17時34分17秒 | 日記
































250億円? NHK代表的な番組の製作費は?





© TOCANA 提供
 民放には不可能な大作をたびたび制作するNHK。しかし、放送にまつわる総予算は耳にすることがあっても、それぞれの番組制作費に関しては不明な部分も多い。紅白歌合戦などは予算が3億円ともいわれるが、それ以外の番組についてはなかなか聞こえてこない。そこで、NHKが放送する代表的な番組には、どれほどの予算がかかっているのかを調査した。

 まずはNHKの放送に関わる予算から聞いた。

「平成28年の予算は事業収入が7016億円で、事業支出が6936億円です。この中で国内放送向け番組に割かれた予算が5279億円。詳細は国内放送費が3210億円、人件費の総額が791億円、減価償却費が738億円となっています」(テレビ局関係者)

 事業支出の総額は6936億円とのことだが、それぞれの番組にはどの程度のお金がかけられているのだろうか。

「代表的なものでいえば大河ドラマですが、これは1話あたり5800万円が目安といわれています。毎回50話で完結することが多いので、年間ではざっと30億円ということになりますね。また、もうひとつの代表的なドラマである朝ドラ(連続テレビ小説)は、1話あたり1000万円といわれています。合計156話ほど放送しますが、こちらの総額は15億6000万円になります」(同)

 内容やクォリティの違いなどもあるため純粋に比べられない部分もあるが、民放の場合には1時間ドラマ1本あたりでおよそ2000万円から4000万円がひとつの相場だとこの関係者は教えてくれた。こうした数字と比較した場合には、やはりNHKのドラマ制作費は高額といえるだろう。しかし、なぜ同じドラマでもここまで高額になるのか。

「確かに求めているクォリティに差があるという理由もありますが、圧倒的に異なるのは、ロケが少ないことです。あらゆるシーンをスタジオセットやオープンセットで撮影するため、美術費が相当かかります。ロケがない分、移動費や宿泊費がかからないメリットもありますが、ワンシーンのために大掛かりな美術セットを組むことも多いので、やはり高額になりがちですね。民放ならば実在するお店を借りて撮影するシーンでも、NHKはイチからセットを組むんです」(番組制作会社関係者)

 美術セットなどにかかる費用が大きいようだが、過去にはこんなケースもあったという。

「ドラマ化は不可能といわれた司馬遼太郎の『坂の上の雲』(文春文庫)をNHKがドラマ化しましたが、このときの製作費は総額で250億円といわれています。もはやハリウッド映画並みです。この予算はさすがに承認が得られなかったようで、単年計上ができませんでした。2009年から2011年の足掛け3年で放送したのも、予算を別の年度に計上するためなんです」(同)

 250億円とは驚きだが、これもNHKのやり方のひとつだという。さらに、あの有名なドキュメンタリー番組の予算も聞いた。

「NHKスペシャルは高く見積もって1回あたりおよそ3700万円といわれています。これを年間でおよそ50回放送するため、年間では18億5000万円ということになります。民放が同様の番組を制作した場合には1500万円から高くても2000万円ほどですから、いくら内容が大掛かりとはいえ比較すると高額ですね」(前・テレビ局関係者)

 やはり、ドキュメンタリーという分野でも民放の約2倍の予算がかかっているという。

「近年、受信料に対して風当たりが強いものの、NHKは今、高画質・高音質放送の設備や新放送センター建設のためにお金がとにかく欲しいんです。そのため、自らの存在意義を強調するとともに批判をできる限り回避するために『各番組は視聴率を取れる内容にしろ』と下命されています。そんな流れもあって昼の情報番組も始めようとしているわけです」

 このようにNHK内部にはお金を獲得することばかりに目が向き、出ていくお金を極力削減しようという事態が希薄だという。

 スポーツ番組などは「実況が冷静で見やすい」という意見が示すように、どのジャンルの番組も一定の評価を得ているのも事実で、必要不可欠なものにお金をかけるならば納得もいくが、過剰にお金をかけている番組もあるとみて間違いないだろう。全ては国民から集めたお金だということだけは忘れないでほしいものだ。(文=吉沢ひかる)
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 五稜郭と榎本武揚と北風と<... | トップ | 【誰?アイドルグループ私立... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む