Pianist 池田みどり

ピアニスト池田みどりの四苦八苦をまるごとお見せします。
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楽譜:ジャズ・スタンダード・バイブル

2012-02-17 | Diary
 セッションに行くと、みんな持っている「スタンダード・ジャズ・ハンドブック」。しかし最近は「ジャズ・スタンダード・バイブル」が評判がよいらしくどんなものか買ってみました。編著はあの納浩一さんだから、信頼度は確かに高い。早速最初っからさらってみました。

 私は独学でジャズを勉強しました。とにかく楽譜を弾きまくるところから始まりました。楽譜って言ったって、クラシックみたいな2段譜じゃないんです。ジャズの場合はリードシートって言って、メロディとコードだけが書いてある。

 私がジャズを始めたころには、そんな楽譜がなかったので、海賊版をみんな使ってた。「センイチ1001」「サブロク306」「ジャズエイトJazz8」って言うのをひそかに売ってくれてる楽器屋があって、そこに買いに行くの。FMジャズ番組は特に油井正一さんの「アスペクト・イン・ジャズ」ってすばらしい番組があって、それを夜中にこっそり聞いて、耳慣れた曲なんかもその楽譜に載ってた。うれしいから一日中弾いてた。それで曲を覚えました。だからオリジナルを知らない曲も多い。楽譜から入ったからね。とにかくボロボロになるまで、使い倒した。表紙も外れちゃったりしたから、2世代目も持ってます。

 そしてその後、「赤本、青本」って言われる「スタンダードジャズのすべて ベスト401」(全音)の1巻、2巻が出た。1988年って言うから、24年も前のことだね。これは今でも重宝しています。何せ、歌ものが豊富で、歌詞もちゃんとついていて、バースがついているのが特徴。歌ものはこれが一番なんじゃないかな。でもときどきコードが弾きにくいときがある。間違ってるわけじゃないと思うんだけど、オリジナル曲って、歌の場合、特にオーケストレーションだったりするわけだから、コード進行も少し独特になることがあるのが原因だと思う。そこでそんな時はリアルブックやスタンダード・ジャズ・ハンドブック、そしてネットのジャズ資料館を調べたりすることもある。

 どれがただしいコード進行って、なかなか決められるものじゃないと思う。歴史と経験なんじゃないかなぁ。納浩一さんの本は、どちらかというと、インスト系で特にホーンセクションなどのアンサンブルでビバップ系が多い。それにしてもこういう本を作るって、すごいことだと思う。そしてこういうたいへんな作業をしてくれている人達に、私たちは感謝しなくちゃね。

※写真はアマゾンを参考
ジャンル:
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キーワード
ジャズ・スタンダード コード進行 オーケストレーション
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