Pianist 池田みどり

ピアニスト池田みどりの四苦八苦をまるごとお見せします。
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町田荘ボランティア懇親会

2012-02-24 | Diary
 月一回音楽ボランティアをやっている町田荘で、ボランティアの方々を集めた懇親会が行われました。職員さんからこれまでの報告とこれからの展望を話し合いました。

 町田荘は授産院として始まりましたが、現在は19歳以上の身体障害者のための自立支援を目的とした施設です。もっとも多いのが40代から60代の方々です。ここには3つのグループがあり、「生産活動主体グループ」(仕事を続けたい方々のための支援活動)、「創作活動主体グループ」(芸術や園芸などの趣味を通しての活動)「レクリエーション主体グループ」(ここには重度の障害の方々が集まっています)があります。 私は「創作活動主体グループ」の方々と一緒に音楽を楽しんでいます。

 ここでは、この4月からシステムが変わり、多くのボランティアを受け入れてきました。以前からずっとボランティアを続けている方もいますが、つい最近始めた方々も多く、歌の他に手工芸などもあります。新聞紙でトートバックを作り、野菜の無人販売所で、買い物をした人が野菜を持って帰るのに使ってもらうようにしていますが、なかなかの好評だそうです。指導してくださる方々もだんだんと増えて今は4人ほどの方々がいつも入居者さんたちと手作業をしてくれています。歌は私たちの他に、重度の患者さんを相手に歌を提供する方々がいます。障害の程度により歌を歌うこともできない人たちもいますが、それでも歌を歌うことでだんだんと明るくなる方が多いようです。

 私は以前、24時間介護で自宅で自立生活をする女性の介護のお手伝いをしていたことがあります。彼女はこの施設にいる方々よりさらに重度の障害を持ち、話すこともできないため、トーキングマシーンでのコミュニケートでした。もちろんトイレも水を飲むことも自分でできません。でも彼女は私が通うようになってから、「私、小さい頃学校にも行かせてもらえなかったから、今から学校に入学する」と言って、通学が始まりました。「私たちみたいな人間がいることを知ってもらうために、私はどんどん外に出るの」と言って、ときどきはふたりで羽目をはずして飲みにいくことだってありました。彼女にとっても私にとってもいい想い出です。若い男性たちに声をかけられて「生まれて初めてナンパされた!」って喜んでました。彼女にはたくさんの大事なことを教えてもらいました。

 そんな経験から、障害を持っていても、自分から発信を続け、尊厳を保ち続けることはできると信じています。特別老人養護施設やこのような障害者の施設では、受け身が当たり前になっているように思います。もっと自分から発信し、まずは隣にいる仲間たちを思いやることのできる環境を作れないものかという提案をしました。そういうモチベーションを上げることが必要なんじゃないかと…

 私たちのグループも、合唱団を作って慰問に行けないかトライしているところです。さて、どうなるかな?

 ※町田荘 http://homepage3.nifty.com/machidasou/
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
モチベーション クリエーション 身体障害者
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