中国南西部に暮らすトン族は、日々の生活を歌を歌うことで暮らしていた。農業が中心のこの地区は決して豊かではないが、彼らの表情は美しい。彼らには独自の言葉や発音がある。たとえば、広東語のアの母音が4つであれば、トン族の母音は10もあるほど、豊かな音色を持っている。彼らは昔から、あいさつや日常の会話を歌で歌う。たとえば「あなたはどなたですか?どの村から来たのですか?」「私たちはあなたたちと同じ部族です」と言った歌を交わして挨拶をする。農作業をしながら、機織りをしながら、子育てしながら、そして恋の語りもすべて歌で歌う。トン族は世界遺産無形文化遺産として認定された。
「トン族大歌」の発祥の地と言われる貴州省の九龍村では、10の合唱団があり、歌師と言われる人たちが伝統的に村の人たちに歌を教え、歌を伝えて行く。また、もっとも合唱団が盛んな岩洞村では、40もの合唱団があり、切磋琢磨しながら歌の腕を磨いている。トン族の一部の学校では、の伝統を守る授業が続けられている。アルファベットで書かれるようになったトン族大歌の歌詞が、一節一節子どもたちに伝えられていく。すべては記憶され受け継がれていく。
彼らは歌うことは「心を養うこと」だと言う。心をひとつにしないと一緒に歌えない。彼らにはきっとケンカや意地の張り合いが、一般よりずっと少ないだろうと思う。声をひとつにすることを学び続ける彼らにとって、人を思いやり自分を思いやることを歌を通して学んでいるのだろうと思う。
この番組「世界遺産 時を刻む」は好きな番組です。音楽は小曽根真さんが担当していますが、すばらしいオーケストレーションです。司会の向井理さんも若いのに、ブレのないスタンスを持っている素敵な俳優さんです。
※NHK世界遺産 時を刻む http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/toki/archives/120210.html
「トン族大歌」の発祥の地と言われる貴州省の九龍村では、10の合唱団があり、歌師と言われる人たちが伝統的に村の人たちに歌を教え、歌を伝えて行く。また、もっとも合唱団が盛んな岩洞村では、40もの合唱団があり、切磋琢磨しながら歌の腕を磨いている。トン族の一部の学校では、の伝統を守る授業が続けられている。アルファベットで書かれるようになったトン族大歌の歌詞が、一節一節子どもたちに伝えられていく。すべては記憶され受け継がれていく。
彼らは歌うことは「心を養うこと」だと言う。心をひとつにしないと一緒に歌えない。彼らにはきっとケンカや意地の張り合いが、一般よりずっと少ないだろうと思う。声をひとつにすることを学び続ける彼らにとって、人を思いやり自分を思いやることを歌を通して学んでいるのだろうと思う。
この番組「世界遺産 時を刻む」は好きな番組です。音楽は小曽根真さんが担当していますが、すばらしいオーケストレーションです。司会の向井理さんも若いのに、ブレのないスタンスを持っている素敵な俳優さんです。
※NHK世界遺産 時を刻む http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/toki/archives/120210.html











