世の中には知らなくてもいいことや、
知らない方がハッピーなことというものが存在する。
ある意味で、
白か黒かが重要なのではなく、
白に見えるか黒に見えるかが重要でもあるのだという話だ。
8月20日に発売する、『氷室京介ぴあ』にて、
40000文字もの原稿を書いたとツイートした、
氷室関連の記事でもお馴染みの音楽コンシェルジュ、、、
ふくりゅう氏。
同氏は、今年の2月に発売した、
BOØWY特集の本、
「ミュージック・マガジン 3月号」でも、
限られた文字数の中で、
BOØWYのセカンド・アルバム『INSTANT LOVE』を評論していた。
同アルバムに収録されている、「LONDON GAME」に関して、
"表面的なパンクムーヴメントをおちょくった批評性"
と評したのは、
まさにこの曲の面白さを現わす、
氷室京(狂)介の歌詞にフィーチャーした、、、
まずはそこだよな、、と唸らせる一文だっただろう。
"意味はないのよ LONDON LONDON LONDON GAME
周り気にして LONDON LONDON LONDON GAME"
"仲間いなけりゃ DOKI DOKI
仲間さがせば NIKO NIKO
急に強気で ORA ORA"
この詞でなければ、
この曲は評価されなかったと言っても過言ではない程、
若者文化でありがちな、
とりあえずは見た目から、、見た目だけという、
まさに、悪羅悪羅系よろしく、
"他人の目を惹くファッションに身を包んだだけの流行としてのパンク" をおちょくった、
「意味のあるロンドン・ゲーム」であったと言えるだろう。
一方で、
あることに関しての裏情報がひっかかってしまった、ふくりゅう氏の話。
個人的には、
「氷室といえども、若かりし頃は凌ぐのに大変だったんだろうなぁ」
と感じるようなエピソードでもあると同時に、
「へ~~~~~~~~え!!」
といった驚きをも感じるような感想ではあったのだけれど、
必ずしも、皆がポジティブな話として捉えるとも限らないだろうという俺なりの考えもあって、
それが文頭で綴った、
「知らなくてもいい話」に分類されてしまうのではという危惧の念から、
記事にすることを控えたわけだ。
ところで、オンライン歌詞サービスで確認した、
ロンドン・ゲームの歌詞、
「意味はないのよ LONDON LONDON LONDON GAME」の部分。
あれ?LONDONが1個足りないな?と、
手持ちの歌詞カードでも確認してみたが、
やはり、そこでもLONDONは3連呼しかしていなかった。
何故、実際の歌では4連呼なのに、歌詞カードでは3連呼なのだろうか。
その疑問を、氷室に投げかけてみたら、
きっと、こう答えてくれるだろう。
そう、
「意味はないのよ(笑)」
と。
つづく■
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