氷室京介25周年記念ライヴ・ツアー、先日3日の名古屋でのMC。
今ツアーの本数に関し、25周年だから25本程度にと目論んでいたところ、
最終的には36本のオファーが来て、それがいつのまにか42本に増え、
その42本が全て売り切れになったから、追加公演を併せて50本になったという話の流れで、
こんな冗談話を語っていたらしい。
「事務所の社長がちょっとだけ意地悪な人で、
どっちかっていうとピノキオに出てくるサーカスの団長みたいな(笑)
俺はもう、そのサーカスの団長にさらわれて芸をさせられるピノキオみたいな気分で(笑)」
俺が無知なのかもしれないけれど、ピノキオという物語が、
主人公ピノキオがサーカス団に無理やり入れられ、
芸をさせられてたという話だったとは知らなかった。
昔の童話や童謡というものは、
突き詰めてみれば、結構残酷な話が多いなんていうのは有名だけれど、
嘘をつくと鼻が伸びるという木で出来たかわいらしい人形が、
まさかサーカス団にさらわれて無理やり働かされていたとは…
俺にとって、かなりのインパクトを感じた御話だった。
或いは氷室のこと。
ピノキオという物語の残酷な部分に、幼少期の頃からインスパイアされてて、
ふと、そんなピノキオの話を、
「意地悪」「サーカスの団長」「さらわれて」「芸をさせられる」という、
まさにインパクトを助長させるワードに乗せて引き合いに出したのかも知れないだろう。
そう、
名古屋でのMCで幼き頃の氷室を感じたのは、
或いは "氷室狂介" のルーツをも垣間見た、
そんなインパクトでもあったと言えるのではないだろうか。
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