MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

MIDNIGHT CALL ~布袋氏特集

2013-02-05 00:00:00 | Weblog


布袋氏、4年ぶりのNEW ORIGINAL ALBUM、

『COME RAIN COME SHINE』が、2月5日の今日、発売される。

布袋氏のユーチューブチャンネルで聴いた試聴は、

何か、今までの同氏とは違ったアルバムを感じる方向性だったが、

そんな中で、インパクトのあるメロディーと歌詞により、

俺の脳内を支配した『My Ordinary Days』という曲がある。

支配したといっても、

小さい頃に、アニメ主題歌の一部や、面白いセリフ等を、

家の中で何度も繰り返して騒ぎ立てて、親に注意されたような、

そんな妙な感覚を覚えるという支配だ。


夜更けの着信 手が止まる 登録抹消 してもなお」。


この曲の前後を聞けば、その意図するところは、

"忘れたくないけど忘れられない人、

 しかし前へ進むには忘れるしかない。ならば、電話番号を消そう"

というような曲だとは思う。

しかし、そこのフレーズだけを聞くと、

何かストーカーをイメージさせるような恐怖を感じ、

更には、妙なメロディーと布袋氏の声と、その歌い方で、

どうしても、そのリピートを払拭できない、

そんな脳内に絡みつく、アメーバーのような曲となっているのだ。

詞を書いたのは、御存じ、森雪之丞氏。

一般的に、「登録抹消」と言えば、

マイナスイメージの消去を感じてしまうのに、

何故、登録抹消という言葉を用いたのだろうか。

そんなイメージと、字体が持つ堅苦しい感じは、

「着信拒否」という別のイメージをも沸き立たせてしまう。

仮に、そのワンフレーズを「着信拒否」に言い変えたとしよう。


「夜更けの着信 手が止まる 着信拒否を してもなお」。


どうだろうか。

意味はまったく異なるのに、

イメージとしてはあまり違和感を感じないのではないだろうか。

そして、その意味は、

相手が「電話番号着信拒否」をしているのにもかかわらず、

電話をかけるとに成功したという、

まさに、ハッキングにも似た恐怖をもイメージさせてしまうことだろう。

そんな執念を感じる言葉なのに、

「NHK教育テレビのみんなのうた」で流れるような、

おどけた感じのメロディーと布袋氏の声が、逆に、

ストーカー行為をすることに慣れてしまった人間の、

"ルーチン・ワーク" のようなしつこさという、

現代社会におけるリアリズムさえも感じてしまうのだ。



地元のショッピングモールの中にある、CDショップ。

気が付いたら、そのアルバムを手に取っているなんて、、

そんなことがあるかも知れぬ、

布袋氏がもたらした、その支配。




「あぶない、あぶない。切るよ。」











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