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或いは、このビデオで観るような清々しい光景を、
あの時のライヴでも見れたならばなと、そう思った人も少なくはないだろう。
しかし、
「皆仲良く」「優しく」「思いやりを」、
といった足並みを揃えたがる気質に重きを置く日本人的感覚からすると、
悲しいかな、こういったパフォーマンスを許すことは、マズない。
むしろ言われた客が可哀そうだとか、
或いは言った人が酷過ぎるだとか、
そっち方向に傾倒するのは目に見えているのではないだろうか。
そう、
優しさだとか、思いやりだとか、
それらの感情の本質を行くのではない、
そうしたいから、、或いはそうすべきだという、
義務感にも似た思考停止の感情を持つ人達は、
語らずもがな、結論が先にあるわけだからだ。
あの日に歌ったストレンジャーの前で、
「分かる奴にだけ贈ります」と言ったその言葉が意味するように、
俺は常に、本質を重んずる人間として在りたい。
以上■