MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

天運と地運

2013-11-20 20:20:20 | Weblog


車の運転歴が長いと、

被害者や加害者、、或いは単独事故に関わらず、

一度や二度の自動車事故経験はあるだろう。

先日、高橋氏のブログを拝見していたら、

高速道路を走行中に後ろから追突されたとかで、

相手とのやり取りも含め、

とんだ災難だったと綴られていた。


俺も、車での事故経験は4回程ある。

一度目は免許を取ってすぐに買ったスポーツカーでの自爆事故。

深夜にドライブをしていた時、結構なカーブに差し掛かったのだが、

やや高速で侵入してしまい、ビビってブレーキを踏み、

そのまま「ツルリ」とリアが流れて反対車線の縁石に乗り上げてしまった。

対向車がいたら大事故に繋がっただろうけど、

自損事故で済んだのは、不幸中の幸いだったと言える。

あの時の感触は今でもはっきりと覚えているが、

なにか、路面にオイルをまかれたかのように、

なんの感触も、音も、振動も無く、「ツルリ」と逝った。

多分、近所の輩が、路面にオイルか何かをまいて、

自宅の窓から事故が起きるのを見ていたとかそういう類いの物だと、

今でもそう思っている。

二回目は渋滞中の片側二車線の国道左側に車が停車していた時の御話。

皆がその車を避けようと徐行ぎみで走っている中、

俺もその車を避けようと右にウインカーを出し、

合流する右車線エリアの車をミラーで気にしながら走っていたら、

そのまま進み過ぎて、停車中の車に追突してしまったという、アホな事故。

まるで吸い込まれるかのように逝った。

追突されたドライバー曰く、

「来ると思ったよ。やられたの今月4回目なんだよね(笑)」

と、笑顔を浮かべながら得意げに語っていたが、

事故の瞬間に覚えた、吸い込まれるような感覚と、

その人の口から出た言葉が重なって、

なにか霊的現象を感じるかのように、ゾッとした感覚を覚えた記憶がある。

3回目は俺が被害者で、後ろから追突された事故。

これは新車で買ってすぐの事故で、かなりのショックだったのは今でも忘れない。

走行中、書類のような物を見ながら運転していたそいつをルームミラーで確認していて、

「大丈夫か?こいつ」とやや意識している中での赤信号で、

いつもよりも優しく、ポンピングを交えながらのブレーキを踏んだのだが、

そんな気遣いで結論づけたのも束の間、

次の瞬間、ガツンという衝撃と共に、

リアウインドウのフレームには、

近すぎる車とアホ面のそいつが納まっていた。

新車だったので板金塗装もしたくないし、

また、経験上、板金塗装の色合わせをあまり信用していない俺は、

追突された直後、ドアから飛び出し開口一番、

「おら何やってんだよ!新車で全額弁償しろよ!」だった。

事故現場の横で営業していたガソリンスタンドのフロアーにも響いた、

そんな無茶苦茶な恫喝は、決して脅しでも何でもない、

俺の本心であったのは言うまでもないだろう。

その後、原付に追突されたり、駐車場に停めていた時に、

エアロパーツのバンパーを落とされる程の当て逃げをされたり等、計4回。


自分が加害者となった2回の事故は、いずれも免許を取ってすぐのことだったが、

それ以来、加害者としての自動車事故を経験したことはない。

そんな俺が、常々思うのは、

事故と言うモノは、突き詰めれば確率の問題なのではないかということだ。

危険運転や無謀な運転をして事故を起こさずに済んでいるなんてことはあるとしても、

それを繰り返せば「いずれは事故を起こす」、、、

つまりは、「激突しないでラッキーだった」という幸運状態は、

いつまでも続くわけではないということ。

これは持論だが、こちらに一切の落ち度がない、

完全な被害者であるという貰い事故に関しても、

「事故に遭った」という見方で、ひとくくりにしてしまえば、

それもまた、どかかで事故を起こさなくて助かったというラッキーがあったからこその、

確率の世界が導き出した帳尻合わせなのではないかという、、

全ての事達に平等に訪れる、

単なる「確率の収束」に過ぎない話なのではないかということ。



L.A.での氷室も、30歳代の時に、

ポルシェでスピードを出してでの運転中、

野生の鹿に遭遇して、避けられずそのまま激突し、

スピンして、大木にぶつかって止まり、ポルシェは全損して、

氷室自身もタンカーで運ばれたという衝撃的な話は有名だが、

それ以来、

「スピードの出し過ぎには注意しています」と、

先日発売された『氷室京介 ぴあ』でも語っていた。


安全運転とは、

事故を起こさない為の動機付けであるというのはもちろんのことだけれど、

貰い事故といった、一見すると天運が絡むような事柄に置いてでも、

或いは、その効力を発揮するのではないかとも思う。


季節は路面の凍結する真冬を迎えようとしている。

そう、

オイルを撒かれなくとも滑るこれからの季節は、

より一層の安全運転を心掛けて、

新しい年と、そして、

氷室京介25周年記念ライヴツアー・イヤーを迎えたいところではないだろうか。




※来年から開催される氷室京介ライヴツアー、

  『KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED-』

  のKING SWINGの先行予約は、本日、11月20日(水)23:59までです。



http://portal.tickebo.jp/pc/himuro2014/




■HIMURO.COM INFORMATION
  KYOSUKE HIMURO 2014 CALENDAR &DIARY 発売










         
amazon.co.jp


最新の画像もっと見る