MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

時間の渦に…

2013-08-26 00:00:00 | Weblog


先日届いた、氷室京介ソロ25周年アニバーサリー・グッズの、

『All Tour Logo i-con Button Badges』と、

『25th Anniversary ALL LIVE PHOTO BOOK ”BIRTH OF ANGEL”』。



本命は、ボタンバッジ・コレクションだったが、

『BIRTH OF ANGEL』が俺の部屋の中で、

天使の後光の如くの輝きを放ったのは、

その写真集を "読み終えた" 後のことだった。


数々の賞を受賞しているプロの方の文章を、

素人が語るなんていうおこがましい話は、それこそ滑稽な御話である。

しかし、あえて、その滑稽な話をしてみたくなるほど、

写真集『BIRTH OF ANGEL』の中で綴った田家秀樹氏の著述は輝いていたのだ。

田家氏と言えば、KING SWING会報誌等でもお馴染みではあるが、

今回の『BIRTH OF ANGEL』での書き下ろしは、

「本気モードだったのかな?」

なんて言ったら全ての人に失礼かもしれないけれど、

まるで自身の持つスキルのギアをワンランク、、、

いや、それ以上に上げて仕上げたかのような、そんな秀逸したモノであった。

氷室京介のライヴ写真と共に、

時系列に沿って綴られた文章は、まさに、

俺を時空の旅にへと引導するかのように惹き込んでいった。

そして、KING SWING会報誌ではあまり見せないようなセンスまでをも披露してくれた氏。

写真集とは言えど、

その文章にだって大いに価値があるわけだから、

あまり詳しく語ることはできないけれど、

それでも一つだけ語らせてもらえば、

氷室が『FOLLOW THE WIND』のアルバムを引っ提げて開催した、

TOUR 2003 HIGHER THAN HEAVEN」のライヴに関しての話で、

初めてその、 "ヒム・ラップ" を披露したことに触れて、


「一語一語、一音一音で確実に相手を倒して行く

   ショートパンチのような音と言葉の連打は、

      全体の音像に一層の緊張を与えていた」


と綴ってみせたのは、特に印象に残った一文であったと言えるだろう。

ただ一つ、残念だったのは、

20周年の時のライヴでの話は、

2008年9月1日の日本武道館ではない、別の会場のモノであったのだということ。

たしかあの時のライヴは、田家氏も参加したと語っていた記憶があるが、

(ライヴ前の怒号のような歓声云々等を綴っていた)

田家氏の自由なセンスであの伝説の日の余韻を再生してほしかったというのが心残り。

そう、

氷室は、あのライヴを終えた後に、

「一つの区切り」とも取れる発言をしていたわけだし、

やはり、あの日の武道館は、

氷室ライヴのキャリアを語る上で、

絶対に外せないものなのだから。



『BIRTH OF ANGEL』、価格7350円。

やや高額な印象は受けるけれど、、しかし、

そこにある氷室京介、、軌跡の写真と、

奇蹟がかった田家秀樹氏の、

"センテンスにあるセンス" を感じる事が出来れば、

その価値が至当な、、いや、、

むしろ御値打ちであるのだということに気付くことだろう。

まだ触れていない方は是非購入してみてはいかがだろうか。

そして買えないという方は、

是が非でも、それを借りて、読んでみた方が良い。


「氷室京介のライヴとは何ぞや?」


そう、

この『BIRTH OF ANGEL』は、

改めてそれを知ることが出来る、

氷室ファンにとっての、


バイブルである。










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