布袋氏のブログで語られていた衝撃の一文の一部を抜粋。
(観覧注意:この文章にはグロテスクな表現が含まれています。)
仙台公演終了後、指先が痛むので見てみると、
3公演目にして早くも右手の人差し指の爪が削れて、
肉が透けて見えるほど薄くなっていました。
俺のピッキングは独特で、
爪が剥げて肉が見えたまま弾いたステージもあります。
それはそれは強烈な痛みでした。
なんという鬼弾きギタープレイだろうか・・・。
俺はそのような経験がないので、
それがどれくらいの痛さなのかは分からないが、
その痛みをあえて自分の経験に置き換えて想像してみるとするのなら・・・
「性病検査の際に、○○○の先っちょに綿棒を入れてかき混ぜる。
実際の菌採取は数秒足らずだが、それを数時間続ける・・・」
そんな痛さだろうか。
想像しただけで恐ろしい。
あの悪夢の診察がヨミガエル・・・
爪が剥げて肉が見え、神経がむき出しになっても尚、
ギターの弦を擦り続ける・・・
伸ばした爪をペンチで剥ぎ、
むき出しになった肉に縫い針を突き刺す・・・
そんな身震いするようなことをも想像させる、
布袋氏の鬼のようなギタープレイ・・・。
もしかするとあのプレイだろうか・・・
それに心当たりがある・・・。
ツアー初日、ベルシティー東京のステージ中央で、
やや腰を落としながら右足を伸ばして左足を前に出し、
微動だにしない完成されたそのポーズでカッティングをし続けていたあのプレイ。
曲名は不明だが、
あの気迫溢れるプレイを、
俺は鮮明に覚えている。
あの時の腕の動き・・
腕全体だけが、物凄い速さで動いていた。
まるで、コンクリートで出来た造形物のように、
微動だにしない上半身と、
完全にステージの床に固定された足とは裏腹に、
腕だけが物凄い勢いで動き、そしてその弦をはじいていた。
ステージ中央に立つそのギタリストに何かが乗り移ったかのように・・・
かつて、2007年、大宮4.17の氷室を、
BINECKSのギタリストDAITA氏は「鬼神」とたとえた。
俺はそれを受けて「鬼極道」と呼んだ。
だとするなら、布袋氏のそれは、
「鬼地獄」・・そんな呼び名が相応しいのではないだろうか。
俺達に強烈な印象を植え付けた今回のエピソード。
鬼地獄ギタリスト布袋寅泰氏。
お体だけはどうぞ大事に。
TOMOYASU HOTEI
GUITARHYTHM Ⅴ TOUR
■チケット案内(当日券アリ)
http://www.hotei.com/pc/jp/guitarhythm/2008/tour/index.html