氷室京介ファンクラブ会報『KING SWING No.55』が到着した。
今回の会報は、かなり濃い。
そう、「JUDGE ME ALL U WANT」と題したインタビュー記事である。
ベースはWOWOW氷室京介スペシャルpart3のインタビューとなっているのだが、
WOWOWでのそれとは異なり、
インタビュアー田家秀樹氏の質問内容も見て取れて、
同氏の確信を突いた問いかけ、、
或いは、在る一点の疑義に対する執着を躊躇しないといった、
氏のもう一つの顔、、
そう、氷室京介ファン田家秀樹氏の思い乗る、
全ての読み手に「それを知りたかったんだ!」と唸らせるであろう、
まさにファン代表として踏み込んだ、感謝のインタビュー記事であった。
言葉の解釈というものは間々に多様に捉えることができる。
横浜スタジアムでのMCで語った、
「最後のアルバム"B"ORDERLESS」という話は、
まさにそれを表したるワードだったかもしれない。
氷室京介のキャリアとしての最後のアルバムなのか、
或いはその時点でリリースされている一番新しいアルバム、、
すなわち最後に並ぶアルバムであるのか。
そんなどちらとも取れる解釈であったからこそ俺は、
今のこの時まで、あえてその話題には触れることはなかった。
もちろん、「かもしれない」、、、
というアプローチで突き詰めることは出来たかも知れないが、
それでもあの場所から持ち帰った嘆き悲しみの空気の中では、
ネガティブな方向に傾倒せざるを得ないという、
逆にそれをポジティブな方向にとらえるのは、
ちょっとはしゃぎ過ぎかなと感じる、
そんな張り詰めの支配がそれを許さなかったのだ。
今回のインタビューで、その憂鬱さは晴れた。
もちろんそれを以て、
近日中に新しいアルバムがリリースされるということではないだろうけど、
それでもアルバム『"B"ORDERLESS』が、
"LAST ALBUM"ではなかったという事実、、、
その言葉にあった真意を知らしめてくれたことには、
インタビュアー田家秀樹氏に改めて感謝したい。
時に突き詰めて問いかけをするということは、
そこに礼儀のようなものがあったりだとか、
遠慮があったりだとか、
或いは、おじけづく臆病があったりだとかで、
余程の鈍感な人間でない限り、
なかなか躊躇するものではあるだろう。
しかし、そこに毅然たる思いがあったりだとか、
使命感があったりだとか、
或いは、その人自身の欲求こそが何者にも勝っていたのだとするならば、
やがてその真摯さは伝わり曇り無き場所に着地出来る。
そう、
今回のインタビューそれは、
氷室京介ファン田家秀樹氏であったからこそ開くことの出来た、
"真実の扉" だったと言えるのかもしれない。
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