MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

月の夜 ~さいたまレポ

2010-10-01 00:00:00 | Weblog


最後の曲、「ワイルド・ロマンス」でメンバー紹介した時に、

「※俺が氷室京介だ!!!」で、会場がどっと沸く!!!

氷室のライブには結構参加しているが、

「俺が氷室京介だ!」の紹介は久々?初めて?と言った感じだったので、

かなりテンションが上がった。

会場全体が一つになった、あの一瞬の怒号に近い歓声は、

そこにいた人全てが驚いたのではないだろうか。

(※ネット情報によると「俺様が氷室京介だ!」が正解らしい)


THE DISTANCE AFTER MIDNIGHTのギターソロはDAITA氏だと思っていたのだが、

今日はギターソロ前で氷室が本田氏に手を送ったので、

あの美しいメロディーを演奏していたのは本田毅氏だということが分かった。





感動した曲と言えば「MOON」。

演奏前に、

「今回のアルバムはTAKURO君と松井さんが書いてくれたんだけど、

 その松井さんが書いてくれた曲」云々というMC。

「アルバム」という言葉を引き合いに出し、

その流れで松井さんが書いてくれた曲ということだったので、

「アルバムでまだ演奏してなかった曲ってあったっけ?

 まさかAcross The Time?!Never Cry Wolf?!」

と期待したのだが、

次の瞬間に流れたイントロは「MOON」だった。

個人的にこのMOONという曲の歌詞に出てくる、

「僕らに間違いはなく」という「僕ら」と言う言葉は、

俺的には「氷室っぽくないな」、という印象があった。

そんなこともあり、さほど思い入れのある曲ではなかったのだが・・・

まあ、マジで感動した。

あの声は何オクターブ?というのかなんなのか分からないが、

その高いキーの声は、

まるでコンピューターで作られたような、

「緻密で正確な音」と言った感じだったのではないだろうか。

歌いだし初めこそやや不安定だったものの、

それはすぐに修正され、

あそこまで、まったくブレずに伸びる声に、、

そして、今の氷室京介のスペックに、、、マジで驚かされた。

さらに、その歌声に拍車をかけたのがバックスクリーンに映し出された映像だ。

「戦う兵士」「居並ぶ兵隊」「戦闘機」、、、

そう、そこには戦争のシーンが映し出されたのだ。

氷室の歌声と、そしてその歌詞は、

間違いなく、そこで戦う兵士達の思いを代弁していたのではないだろうか。


「何故孤独は消えないのだろう 何故明日と争うのだろう

 MOONLIGHT 何かが変わろうとしても MOONLIGHT光りを閉ざそうとしても」


松井五郎氏がどういう意図でこの詞を書いたのかは分からないが、

今まで思い描いていたイメージとはまったく別のアプローチで演出されたこの曲に、

まるで新しい曲を聴くかのようなインパクトを、

その心に植え付けられたという人も多かったことだろう。



武道館で驚かされた曲が「ONE」だとするのなら、

今回の、さいたま市文化センターでのそれは、

間違いなく「MOON」だったのではないだろうか。


そこに共通するのは、


そう、


今もなお進化し続ける、氷室京介の歌声なのではないだろうか。




まだその世界を体験したことのない人達へ。


早くその耳で、



今の氷室を感じるがいい。














          

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