1985年6月21日に発売されたBOφWYの3rdアルバム「BOφWY」に入っている名曲、
『唇にジェラシー』の作曲者名が、
本来は氷室京介であるのにもかかわらず、
布袋寅泰になっているという糞っぷりでお馴染みの、
『King of Rock Band BOφWY』という本。
本当に訳の分からない本だ。
6ページ目に「メンバー4人のプロフィールとキーワード」と題し、
各メンバーの生年月日と共に、
「大きなビートの木の下で」という本で使われていた「キーワード」が書かれているのだが、
その本に表記されている言葉そのままを使用したのかと思ったら、そうではなかった。
例えば、「大きなビートの木の下で」での布袋氏のキーワードの終わりは、
「現在 個性 世界」で締められているのに対し、
『King of Rock Band BOφWY』では、
「今井美樹 娘 父親」という言葉で終わっている。
思わず本棚にあった「大きなビートの木の下で」を手に取って照らし合わせてみたが、
オリジナルの方には当たりまえのように、一切それらの表記は無かった。
(当時、布袋氏は今井美樹氏と出会って無かったのだから当然だろう)
つまり・・・
それらの言葉は『King of Rock Band BOφWY』の編集人が追加したものなのだと推測できる。
「あれって当時のメンバーが思ったキーワードだから意味があるんじゃないの?」
そんな疑問が頭を過ったなんて人も多いのではないだろうか。
果たして、それらのキーワードは布袋氏に許可を貰って追加したものなのか、
それとも勝手に追加したのか、
或いは、俺が持っているオリジナル本以外のそれには表記されていたのかは不明だが、
いずれにせよ、「違和感を覚える本」「怪しい本」であることに間違いはない。
しかし、各メンバーのキーワード追加がある中、
氷室京介のキーワードに関しては、一切の変更・追加が無かった。
そこがこの本の「らしさ」と言った感じだろう。
つまり・・
そこにある「裏のキーワード」は・・・
そう、
「極道」。
色々迷走している本ではあるが、
その判断に関しては賢明であったと評価できるのではないだろうか。
また、余談にはなるが、この出版社は、
『King of Rock Band GLAY』という本も出しているということを付け加えておく。
■参考URL http://www.boople.com/bst/BPdispatch?nips_cd=9985167112
■参考URL http://www.boople.com/bst/BPdispatch?nips_cd=9985349881