MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

Lyrics

2012-04-10 00:00:00 | Weblog


久しぶりにBOφWYのアルバム、『BEAT EMOTION』を聴いている。

氷室京介の歌詞が眩しいほど輝いていた。


俺はBOφWY時代での歌詞の最高峰は、

圧倒的にALBUM「JUST A HERO」全般だと思っているのだが、

『BEAT EMOTION』も中々どうして、

「JUST A HERO」で感じるような、

そこはかとなく漲る自信、センス、アンニュイさ、、、

そんなアバンギャルドを感じるモノとはまったく別の面白さであるドラマを感じることができる。

もっと言ってしまえば、綺麗事ではない生々しくリアルな人生とも言えようか。

それは、氷室作詞以外の例えば、

松井恒松氏作詞の「WORKING MAN」にも言えるわけで、

それを含む殆どの曲のベクトルが同じ方向へと向いている、

ある意味で、BOφWYらしいアルバムにして、

一番らしくないアルバムとも言えるかもしれない。

また、先に述べたそのドラマは、曲の並びにも伺うことができるのだ。

これに関しては前々から思っていたことなのだが、

「NOISE LIMITTER」の後には、「Don't Ask Me」が無ければ駄目なわけで、

「NOISE LIMITTER」だけ聴いて終わりでは、救われない。

「NOISE LIMITTER」で突き放され、「Don't Ask Me」で慰められる。

そこに、氷室なりの気遣いが存在していたのかは分からないけれど、

俺には、その並びにさえも、

氷室京介の作意が見えてならないといったところだろうか、

氷室なりの優しさとでも言おうか。



BOφWY 5枚目のアルバム『BEAT EMOTION』。

改めて聴くと、昔とは違った何かを感じるかも知れないだろう。

大人になった今の自分が、

『Down Town Shuffl』で言う、

"ジャニス"なのか、"アニー"なのか、"ポール"なのか、

それとも"ジョニー"なのか、

それとも、、、そんなヤツらを笑って暮らしている"奴"なのか、

そんなことを感じてみるのも面白いだろう。


BOφWY時代に綴った氷室京介の詞の世界感は、


ま、さ、し、く、最強だ。













        

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