先日のブログでも、少し触れたが、
12月初旬に行われた氷室ライブの神奈川公演で逮捕者が出たそう。
別に、銃声が聞こえて、死人や怪我人が出たとか、
爆発物を仕掛けたとか等の、そういった物騒な事件ではなく、
氷室ライブのリハーサルの音の盗聴行為をしていたとかいないとか。
「泥棒が捕まるまで泥棒をする」
そんな言葉を思い出した。
捕まった当人にしてみれば、
捕まらないから繰り返したのだろう。
そりゃ、何らかの利益のためにやってるのだから、
捕まらなければ辞めれるはずがない。
利益を自ら断ち切る勇気というものは、
人間が人間である以上、なかなか難しいのが現実なのだから。
そろそろ捕まるだろうなんて線引きは誰にも分からないのだから。
利益を断ち切るということは、
一度覚えてしまった快楽を断ち切るような物と同じ。
そう、人間とはどこまでも欲深く、死ぬまで快楽を求め続ける動物なのである。
多くの人はそれを知っているからこそ、
そこに足を踏み入れる前に留まるのではないだろうか。
捕まった容疑者に足りなかった物とはなんなのだろうか。
それは自分をコントロールする自尊心でも、
自らの悪に対する倫理観でも、
それを断ち切る強い意志でもない。
そう、足りなかった物とは、
容疑者の暴走を静止する「人」、、
そう、その悪を戒めてくれる「愛」だったのかも知れない。
その昔、きっとその容疑者からだろう。
ネット上のとある場所で氷室の無線音源を貰ったことがある。
(コンピューターウイルス&スパイウエア付きZIPファイル)
「ラバーズデイのリハーサル音源(ハッキング用スパイウエア付き)」、
「スイートレボリューションのクリックが聞こえる音源(トロイの木馬付き)」等、
かなり珍しい物だった。
氷室の声とクリックの音と、かすかな楽器の音しか聞こえないその音源を聴いて、
氷室京介の歌の上手さにビックリした記憶がある。
言うなればアカペラで歌う、スイートレボリューションみたいな物だ。
氷室の息遣い、マイクに飛び散るツバ、シャウト等、
それら全てが聞こえる、非常に珍しく貴重な音源だった。
別にその違法音源を貰ったから言うわけではないが、
捕まってしまった容疑者には是非とも更生してもらいたい。
そして更生した暁には、
是非ともウイルス無しで・・・、、、
いや、冗談はさて置き、
捕まった容疑者には、
氷室のマイクの音を無線で拾える場所を見つけるのではなく、
駄目な物は駄目と、戒めてくれる人を見つけてみてはいかがだろうかと提案したい。
俺たちと同じ氷室京介のファンとして。
そう、
己の倫理観を保つのもまた、
氷室京介に対する俺たちのプライドなのだから。