MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

俺が俺のセイビア

2014-10-21 00:00:00 | Weblog




先日放送された、

『WOWOW 氷室京介 25th Anniversary Special Part3 -Document of FINAL DESTINATION-』。

11/7まで「WOWOWメンバーズオンデマンド」で配信中 ※BSでの再放送は1月を予定
http://mod.wowow.co.jp/detail?pg=005956&ep=001


今回の特番も実に上手く編集出来ている。

たしかに雷のシーンだけで言うならば、

もっと上手い絵が撮れたんじゃないの?とも思えるかも知れないけれど、

それでも非常に丁寧に編集され、

また、拘ったであろうオープニングでは、

その音楽も含めて適度なセンセーショナルさを醸し出していて、

本編、舞台裏のスタッフ氏達の動きや会話等も捉えながら、

氷室のインタビューもバランス良く挟み込み、

その現場がいかにタフなものであったのかが伝わる、

まさにドキュメンタリーを名乗るに相応しいスペシャル番組となった。

今回はその舞台裏にもフィーチャーした通り、

普段はあまり表に出ない氷室を取り囲む様々なスタッフ氏達が顔を並べていたけれど、

まず気になったのが、、

そう、氷室京介のジャーマネ、K氏ではないだろうか。

twitterはこちら:https://twitter.com/jaguar1200

終始に渡り、氷室の横にはいるのだけれど、

何故か会話も無く声も発しなかったというメガネをかけたマネージャー氏。

唯一会話とも取れぬシーンを確認出来たのは、

『The Sun Also Rises』が終わった後に、舞台袖に下がる氷室がマネージャーに対し、

「雷?」と訊ねた時、頷きながらアイコンタクトを交わしたところだけだろうか。

常にミネラルウォーターのペットボトルを持ちながら、

いつでも氷室が飲めるようスタンバイしているのが印象的だったけれど、

まあそれでも、、、滑稽な人とは言っても氷室京介のマネージャーである。

ああ見えて一体彼にはどんな凄みがあるのだろうかとは逆に気になるところではないだろうか。



そして別な意味で気になった人物もいた。

"なんか感じわるいよねー" と言いたくなってしまうような、某氏。

オーディエンスが避難待機しているその時間の中にあった舞台裏での会話で、


氷室 「ベストなパフォーマンスを出来るんならいいけど、俺がこんな状態じゃない?」

某氏 「うん」

氷室 「もしかして俺のコンディションで中止になったとして・・」

某氏 「うん」

氷室 「俺からすると結構辛いのはさ」

某氏 「ええ」

氷室 「全然ちゃんとガーンと行けるならいいんだけど、

    またこんなことやりながら(胸を押さえながら)

    チマチマやんなきゃいけないのは、皆出して、散々待たせて…」

氷室 「ホントに(口をはさみながら某氏「終演?」)

    ホントに客の事を考えるなら可哀そうだって。」

某氏 「じゃあ終演?」

氷室 「いや、テストされてるみたいで、可哀そうだって」

某氏 「じゃあ終演にしましょう」

氷室 「・・ぅん・・。」


終演、終演、終演、、

終始終演推しをしていた謎の人物、某氏。

もしあの時、氷室の横にいた、いかにも業界人オーラの出ている、

オールバックのプロモーター氏、黒木氏?がいなければ、

あの勢いのまま終演となっていたのでは・・・とも思うところ。

連呼された終演推しを遮るかの如く、


黒木氏 「いやでも、10分か、、15分で、雨脚は、、去ります、、」

氷室 「じゃあ、じゃあ10分待とうか、あと」

黒木氏 「待たせてください、いいですか、、すいません!」


と気持ち良く結論を出してくれたプロモーター黒木氏だった。

そう、彼には彼の責務があるのだとしても、

或る意味で、俺達オーディエンスだって彼に救われたかも知れないと言えるのだ。

しかしそれでも、

あれだけの痛みの中で戦っていた氷室にしてみれば、

一昨日の解釈の話ではないけれど、

或いは、その某氏こそが救世主に映っていたのだと、そう解釈出来るのかも知れないのだろう。



2014年7月20日、、横浜スタジアムでの伝説のライヴ。

危うく途中終演となりかけたことが分かった今回の特番。

改めて思うのは、

氷室京介のような男というのは、どんな困難に直面しようとも、

結果的に、、運命的に、人々を納得させる場所に導くのだという、

そんな星の下にあるんだろうな…ということではないだろうか。

しかしそれは氷室が番組で語っていた通り、

きちっとしたことをやれば皆は納得してくれるということを肌で感じているからこそ、

成るべくしてして成るという、

運命とはまた別な場所にある必然があるからなのだと言えるのかも知れない。














      
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