☆・・・私はかなりの「JOJO」ファンである。
まだ初版部数の少なかった頃の荒木飛呂彦作品、『魔少年ビーティー』も『バオー 来訪者』も、もちろん『JOJO』の1巻からも、初期の頃は全て発売日に買い、全てを初版で持っているほどだ。
まっ、ファンならば当然のことだな^^;(←嫌味)
ただ、私は、実写版とかになると、条件反射で批判するようなファンではなく、なるたけ先入観なく作品を楽しもうとするファンである。
さて、観てきましたよ!
素直によく出来ていたと思う。
キャスティング・演技は申し分なく、その、マンガ的な表現を現実(リアル)に素直に移行させようとした演出にも感服。
舞台となる仙台(^^;)を、奇妙的な雰囲気に彩るスペインロケは成功している。
スタンド表現も良かった。
惜しむらくは、もうちょい原作のエピソードを詰め込んでもらいたい気持ちはあれど、エモーショナルな場面に尺を費やすのは映画としては正しい。
その情動シーンの多くが、肉親の関係(絆)に集約させているのは、物語のテーマ性を一貫させている。
実写化は成功と言える!
(2017/08/03)
ただ、セリフが説明的に過ぎたなぁ。初めて『ジョジョ』を観る人のためにはアレは仕方ないのかも知れないが『シリーズ累計1億部』なんでしょう?『読んでから来なさい』ってスタンスでも良かったのでは?
キャストは小松菜奈の山岸由花子と伊勢谷友介の空条承太郎以外は及第です。
小松菜奈は山岸由花子の不気味さを秘めた好意は演じ切れなかったし、伊勢谷友介はその扮装だけでもはや吹き出すようなシロモノでした。
空条承太郎は大胆にダークスーツ姿(精一杯でズートスーツ?)にしても良かったのでは?
それ以上にあの『北面の武士』みたいなカツラはどうよ!?