『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『ウィッチマウンテン/地図から消された山』を観た]

2009-07-05 17:02:01 | 物語の感想
☆先ず言いたいのは、この作品に出てくるアンナソフィア・ロブだが、もはや、「少女」を卒業しているぞ!

 それは、私が、少女好きを通り越して、今は「幼女の時代(ピカソの「青の時代」みたく)」を迎えているという個人的嗜好ではなく、

 彼女は、悲しいかな、もう、どう考えても「少女」とは呼べない成長を経てしまっている。

 『テラビシアにかける橋』(クリック!)で見たような「太陽の輝き」はない。

 それを、「美少女」「美少女」ともてはやす「似非ロリ保守」には困ったものである。

 うむ、私のような「真性ロリ保守」だけが、「少女の輝き」の間口の狭さを理解している。

 また、この作品の作り手には、彼女を形だけでも「美少女」に映そうとする気概はない。

 もっと、ネチっこい「萌える」撮り方をしてくれても良いのに。

 これでは、『西の魔女が死んだ』(クリック!)の、「少女無駄使い」と同じだ。

 可愛い娘だからと、その作品に押し込んでおけば、素材で生き生きと輝くと思ったら、それは作り手の傲慢である。

 可愛い娘は、作り手の努力で、もっともっと輝くのである。

   ◇

 さりとて、ディズニー作品ゆえに、物語は手堅く進行し、楽しませてくれる。

 私は、最近、あるレベルだけは必ず超えて楽しませてくれるディズニー作品を好む傾向にある。

 『地球が静止する日』の如く、この作品も、昔のSF作品のリメイクだそうだが、そんな事情を知らない私は、「こりゃ、ちょっと型にはまっていない新鮮なストーリーだなあ」と思って観た。

 ・・・地球に落ちた、米国防総省に接収されたUFOから、異星人の子供二人が逃走する。

 そんな子供二人・サラとセスを、何度か人生をドロップアウトしたが、今はヤクザ仲間の誘惑を振り切りタクシー運転手として堅実に生活していた男・ブルーノ(ドウェイン・ジョンソン)が客として拾う。

 かくして、子供を捉えようとする「黒服の男たち」とのチェイス・・・、地球との友好な関係を願う子供二人とは対照的な好戦的な異星人とのバトルが始まる。

 ここら辺の描き方がうまい。

 タクシー移動なので、UFOとの戦いなど、到底勝てないし、逃げおおす事など出来ないのだが、そこは丹念に描写し、「ああ、これならどうにか!」と説得力ある逃走を演出している。

 とあるレストランでは、銃で武装した米軍の部隊に包囲されるのだが、そのレストランにいた、堅物の保安官のリアルな行為や、妙にキャラ立ちしているウェイトレスの機転で脱出するのだ。

 米軍から逃げるが、最終的に自分らのUFOを取戻すために、米軍秘密基地「ウィッチ・マウンテン」に乗り込まなくてはいけない・・・、その難しい展開。

 そういった、妙にリアルな展開や描写が、派手さはないが、この作品を新鮮に見せてくれる。

 だから、堅物の主人公が、米軍に捕まり、異星の子供二人と引き離されるときに、国防総省のお偉いさんに「また、ムショに戻りたいのか?」と脅され、奪還を諦めてしまったりするのにも、それほど違和感が起こらないのだ。

 まあ、それは、主人公の演技だったのだが。

 この主人公、割とクールで無骨な男である。

 しかし、そのクライマックス、サラとセスの別れに際し、目に涙を浮かべる。

 かような作品には珍しい、いいシーンであった。

   ◇

 この作品を見ていて、私は、なぜだか、『ロード・オブ・ザ・リング』と『不思議な国のアリス』を思い出すのだった。

 孤独な男であったタクシードライバーが、不思議な二人を客として、それまでの常識を覆すような世界に突入、そこでの事件を解決するのは、自分が避けていた価値観のオタク的な世界をも克服しなくてはならず、次第に仲間が増えていき、大団円を迎える。

 エピローグで、栄光と恋人を掴んだ主人公が、講演を終えてホールの外に出る・・・、ホール前にはイエローキャブが横付けしているが、それがスススと去ると、そこには主人公が夢見ていたムスタングが待っている。

 そんな粋な展開が、物語の随所に見られた佳作である^^v

                           (2009/07/05)
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