『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『電人ザボーガー』を観た]

2011-10-18 18:07:15 | 物語の感想
☆昨年、偶然斜め見した「笑っていいとも!」で、板尾創路が「今、撮っている映画」と語っていたので、気になっていた作品(この時、私は、板尾が監督と思って聞いていたのだが、主演だった)。

 なにぶん、見るともなしに見ていたテレビなので、その「電人ザボーガー」と言う、それ程にメジャーではない過去のヒーローを現代に甦らせるセレクトといい、にわかに信じられなかった。

 板尾創路は、なんか、ありきたりのことを、なんか奇妙に面白く聞かせる名人である。

 板尾は、「主人公が変身するわけでなく、バイクがロボットに変身し、主人公は空手で戦いつつ、同時に、ザボーガーに『戦え!』とか命じるのです」と淡々と語り、

 タモリが、「それは、珍しいヒーローだねぇ^^」と返していた。

 でも、この作品を語るときは、私も、いつも、その妙な「二人羽織り」を思い出していた。

 30年以上前の作品で、私は、おそらく本放送で見ていたと思うのだが、敵などの詳細は全く覚えていない。

 主題歌もサビの部分だけが歌えるのみだ^^;

 でも、確実に見ていたのは覚えていて、・・・私の記憶の中では、続編もあったはずなのだが。

 見なくてもいいかなとも思っていたが、ネットでの評判が良く、また、出演者の中に「佐津川愛美」の名前を見たので、数ヶ月振りの完全オフの日に、新宿はバルト9に赴いた。

     …「バルト9」のロビーにて

 本当はね、俺はこの休日、高円寺のピンサロに行こうと思っていたのよ、でも、その誘惑を振り切って、佐津川愛美の下にはせ参じたね。

   (佐津川愛美がゴスロリ少女を見事に演じた作品)
悪夢のエレベーター [DVD]
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Happinet(SB)(D)


   ◇

 なかなか面白かった。

 けして奇を衒わずに、まずはストーリーの流れをきっちりと丁寧に描いていたのが好感だった。

 作り手が、かつてのヒーローをネタに、幾らでも遊べただろうに、「遊び」は本筋をちゃんと構築してから、とばかりに、丹念に世界を形成していた。

 二部構成で、第一部は、ザボーガーを操る大門豊の青年期を描くのだが、時代錯誤の熱血単純バカをイケメン君(古原靖久)が、全く照れることなく堂々と演じている。

 敵は、見も蓋もない集団「強盗殺人組織Σ団」なのだが、

 シンプルな思考回路のイケメン君が、戦いを通して、いつしか、敵の女幹部・ミスボーグ(山崎真美)と心を通わし、

 また、戦いを通し、守るべき者が、守るに値しない存在であると気づきはじめ、

 両者の間に挟まれて、テンパってしまう様子が、コメディ仕立てでもある展開の中で、悲劇のテーマ性として秀逸である。

 また、ミスボーグの山崎真美は、それはもう、これまでグラビアなどで抜群の美しさ・可愛さを醸していたが、今回の物語のコスチュームは、限りなく30年前と同じでダサく、「萌え」要素はない。

 しかし、その持って生まれた素材の美しさと、また、丁寧に積み重ねられた大門との恋が、ミスボーグをメチャクチャ美しく見せるのだった・・・。

 この作品の優れているのは、大門の服装といい、ザボーガーのデザインと言い、30年前と変わりないにもかかわらず、

 しかし、物語の展開とともに、それを力づくで「格好良く」「魅力的」に見せるパワーが備わっていることだろう。

 第2部が、それとなく悪のはびこる世界となった、板尾創路主演の中年編である。

 大門は、「社会のお荷物」となっている。

 だが、大門とミスボーグの忘れ形見・アキコ(佐津川愛美)が、シグマ団から脱走したことによって、物語が流れていく。

 面白いのが、第一部で面白かった大門の時代錯誤感が、第二部では感じられないことだ。

 それは、第二部での大門の立ち居振る舞い・言動が、いつもの板尾創路そのものだからだ^^

 さて、佐津川愛美だが、この作品ではまず、山崎真美に魅かれたが、佐津川嬢のキンキラ☆セーラー服はなかなかツボをついた服装だと思う。

 この娘さんは、コスプレの中で名演技をかましてこそ、非常に冴えるのである。

 今回は、限りなく露出度の高い服装も披露してくれて、その姿態が、思っていたよりもスリムなことに感激^^

 最後の戦いの構造は、破壊衝動と良心の狭間で戸惑う、巨大化し街を破壊するアキコの胸の上で、ザボーガーとΣ団のサイボーグ、大門とライバル・秋月という3局の戦いが描かれる。

 かなり、こちらの興味を分散させてしまうラストバトルだが、かろうじて、盛り上げてくれたかな。

 惜しむらくは、もっとゆっくりと、もっとダイナミックに、ザボーガーの動きを見せて欲しかった。

 ・・・今回は面白かった。

 だが、くれぐれも続編などは作らないように^^

 PS.エンドロールで流れるオリジナル版の映像の、そもそも存在したアイディアの数々に、
    今回の作品が限りなきリスペクトを送っていたことが良く分かり、とても感動した。

                                                    (2011/10/18)
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2 コメント

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Unknown ()
2011-10-18 22:00:13
http://gekkonokamen.com/
板尾さん監督なのは月光仮面
谷さんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2011-10-19 18:08:16
月光仮面ですか。
微妙な選択ですね。
私の歳でも、古過ぎて、でも、小学生のときに、リメイクされていたなぁ。
「ザボーガー」は、メカであり、時代劇でもなく、石森系でもないと言う珍しい作品でしたね。
私が続編と思っていたのはストロングザボーガーのようです^^

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