『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『アイアン・スカイ』を観た]

2012-09-28 23:59:56 | 物語の感想
☆先の大戦で敗れたナチスドイツの残党が、月の裏側に逃れ、そこで秘密基地を建設、現代までに着々と規模を広げ、地球侵略を開始す!

 その設定を聞いただけで胸がワクワクして見に行きましたよ^^

 残業が8時までだったけど、レイトショーに駆けつけました。

 おっと、それから、今夜はアルコールを摂取していないぞ、俺! 偉い!^^;

 さて、肝心の作品だが、おそらく、ほとんどの人が誉めそうだけど、私はいまいちノレなかった。

 『バトルシップ』のような、小嘘はつかない、豪快な仕掛けの作品だと期待していたのだが、いまいち、『マーズ・アタック』的にせせこましかった。

 途中、ナチ思想に65年間どっぷり浸っていた月面基地のドイツ人たちが、現代のニューヨークに先遣隊として訪れ、そのカルチャーギャップで笑わせるような展開になったと思いきや、

 その展開もすぐに忘れられ、なかなか良く出来ているCGの宇宙戦争が描かれつつも、対スペース・ナチス戦において集った世界各国の宇宙船の仲違いとなり、風刺的な味わいを醸しつつ『博士の異常な愛情』のような結末を迎えた。

 ナチスが現代に生き続けているといった時代錯誤的な面白さも、せせこましい割りには、丁寧に描かれておらず、

 スペース・ナチスのメカニック描写がゴシック調で気に入りはしたが(特に、「神々の黄昏」号の巨大歯車グルングルン^^)、

 作品全体での調和が全く感じられなかった。

 もしかして、共同製作国であるフィンランド・ドイツ・オーストラリアの感性に私が合ってないだけなのかも知れない。

 タランティーノな味わいもありましたな^^

 ただ一つだけ、どうしても気になってしょうがなかったのが、敗戦から逃れたナチスが、何故にあのような巨大な基地を月面に作れたのかと言う問題だ。

 野暮なことを言うな! と言ってくる人もいると思うが、その問題についての答えを作中で語ってくれなくては、月を舞台にした意味がない。

 あの大物量の資材や、それを造る加工システムはどうやって運んだのか?

 私は、気になって気になって、と言うのも、

 私は、SF小説のアイディアとして、

 地球が爆発滅亡し、宇宙に放逐された、朽ち果て 中に泥土のたまったタンクが、何らかの形で内部の気圧が保たれ続け、太陽に照らされ、その中に生命が宿り、その微小な生命がタンクの中を「世界」にして進化していき、知的生命体へと発展、その中で紡がれる歴史を描いていく、と言う構想を持っていたので、

 宇宙の真空の中で保たれる文明の物語として、この作品を、ちょいと気にしていたのだ。

 でも、それは満たされなかったな。

 字幕訳を町山智浩が担当したそうだが、女性アメリカ大統領のあけすけな言動や、その広報官がキレたときなどが、絶妙に面白かったかな?

 ヒロインの女の人が、序盤、真空に吹き飛ばされそうになり、ナチス女性高官のタイトなスーツを引っぺがされ、下着があらわになり、太もものガーターベルトがあらわになるシーンには萌えた。

 でも、最終的に、アメリカナイズされたナチス軍服の着こなし(おろした髪型を含め)が一番魅力的だった。

 この作品、ハリウッドが作ればもっと面白くなると思うのだが、俺ってば、アメリカに毒されているのかな・・・?

   

                                            (2012/09/28)
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (2)   トラックバック (24)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« [日本復活最前線・7 「死ぬ... | トップ | 次の記事へ »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅ればせながら、アホかと。 (浜かもめ)
2012-12-28 18:00:39
アメリカハリウッドはコレを作らない。作れない。映画を観るなら一般常識じゃね?
この映画は、含み笑いを残しつつ「今、そこにいるナチス」を風刺した映画ですよ。
浜かもめさんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2012-12-28 20:35:50
言いたいことは分かりますが、

それでも、この映画は面白くなかった。

私も若い頃は、このような映画をもて囃したものです。

風刺って難しいのよね^^

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

24 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
アイアン・スカイ (映画情報良いとこ撮り!)
アイアン・スカイ ナチス・第三帝国の一部のエリートは、難を逃れて、月の裏側へと逃亡していた。 そう彼らは、あの○トラーの一部だ。 月で分からないように、秘密基地を作っていた。 そんな彼らは、連合軍への復讐に燃えていたのだ。 2018年UFOの大編...
アイアン・スカイ / Iron Sky (勝手に映画評)
制作のための予算確保に苦労していた所、ファンからの寄付が1億円も集まったと言う曰くつきの作品。 ナチの残党が、第二次大戦終了時に南米に逃げたという設定の映画に『ブラジルから来た少年』と言う作品がありますが、これは南米どころか、月の裏側までナチの残党は逃....
「アイアン・スカイ」 B級テイストの裏に、現代世界への皮肉あり (はらやんの映画徒然草)
ナチが月から攻めてくる! って内容を聞いただけで、B級の香り、トンデモ系のにおい
アイアン・スカイ (だらだら無気力ブログ!)
アメリカがまともに倒した敵はナチスだけらしい。
アイアン・スカイ (映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~)
評価:★★★★【4点】(F) 映画という枠を最大限に生かしたエンターテインメント?
映画「アイアン・スカイ」 感想と採点 ※ネタバレあります (ディレクターの目線blog@FC2)
映画『アイアン・スカイ』(公式)を先日、劇場鑑賞。 採点は、★★★★☆(5点満点で4点)。100点満点なら70点にします。 ざっくりストーリー 第二次世界大戦で完全に敗北したはずのナチス...
『アイアン・スカイ』 (こねたみっくす)
フィンランド発、SFブラックコメディの奇作、ここに現る! 第2次世界大戦後に月へと逃げた残党ナチスが70年の時を超えて地球に攻めてくるパロディ映画かと思いきや、風刺と痴情の ...
アイアン・スカイ (ダイターンクラッシュ!!)
2012年9月28日(金) 21:00~ TOHOシネマズ川崎2 料金:0円(フリーパスポート) 『アイアン・スカイ』公式サイト フリーパスポート18本目。 私の記憶が確かならば、かつて落合信彦は、「20世紀最後の真実」の中で、ナチスの残党がアフリカのどこかでアダムスキー型...
『アイアン・スカイ』 (ラムの大通り)
(原題:Iron Sky) ----この映画、ネット上でスゴク話題になっているよね。 「そうだね。 第二次世界大戦後、地球を後にしたナチスが月へ逃亡し、 地球へ復讐に向う日を虎視眈々と待っていたというレトロ感覚のSF。 南半球に、あるいは地底に ナチスの残党が潜伏し、U...
アイアン・スカイ (そーれりぽーと)
月からナチスが攻めてくる!? SFファンのカンパも話題の『アイアン・スカイ』を観てきました。 ★★★★ テーマがテーマだけに、ただの低予算SFおフザケ映画かと思いきや、ストーリー展開も映像も全体的なバランスが抜群な中に、ナチスと米国の民主主義社会、そして人種...
アイアン・スカイ (新・映画鑑賞★日記・・・)
【IRON SKY】 2012/09/28公開 フィンランド/ドイツ/オーストラリア PG12 93分監督:ティモ・ヴオレンソラ出演:ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービイ、ペータ・サージェント、ステファニー・ポール、ティロ・プリュックナー、マイケル・カ...
アイアン・スカイ (映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評)
アイアン・スカイ (竹書房映画文庫)クチコミを見る月面ナチスVS地球防衛軍という発想にブッ飛ぶ異色のSFコメディ「アイアン・スカイ」。奇想天外な設定と無駄に豪華な映像で、今年一 ...
アイアン・スカイ (ハリウッド映画 LOVE)
原題:Iron Sky監督:ティモ・ブオレンソラ出演:ユリア・ディーツェ、クリストファー・カービー、ゲッツ・オットー、ベター・サージェント、ステファニー・ポールダークサイド・ムーンは秘密基地!
アイアン・スカイ (Memoirs_of_dai)
白人化されるが話はブラックユーモア 【Story】 1945年、連合軍の猛攻撃にさらされ、アドルフ・ヒトラーが率いていた「第三帝国」ナチス・ドイツは完全に敗北。しかし、その一部のエリートたちはひそ...
アイアン・スカイ/IRON SKY (いい加減社長の映画日記)
たまには、おばか映画も、いいかなと・・・ 「オフィシャルサイト」 【ストーリー】 1945年、連合軍の猛攻撃にさらされ、ナチス・ドイツは完全に敗北する。 しかし、その一部の残党たちはひそかに月の裏側へと逃亡を図っていたのだった。 そして70年の歳月をかけてその....
アイアン・スカイ (Said the one winning)
監督:ティモ・ヴオレンソラ出演:ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービイ、ペータ・サージェント、ステファニー・ポール、ティロ・プリュックナー、マイケル・カレン、ウド・キア 世界各国の映画ファンや SFマニアから出資を募るや、約1...
アイアン・スカイ/ユリア・ディーツェ (カノンな日々)
もう発想からして最高ですよね。否が応でも期待が高まります。第2次世界大戦で敗北したナチス・ドイツが実はこっそりと月の裏側に逃げ延びていて秘密基地を構築し長年の月日を経て ...
「アイアン・スカイ」 (或る日の出来事)
2018年、アメリカが月面に宇宙船を着陸させてみると、そこには…!
アイアン・スカイ (風に吹かれて)
オバカで皮肉満載公式サイト http://gacchi.jp/movies/iron-sky2018年、再選を目指すアメリカ大統領により、選挙PRのために月にふたりの人間が送り込まれた。ふたりは無事に
アイアン・スカイ (心のままに映画の風景)
2018年。 再選を目指すアメリカ大統領の人気取り政策によって、月面へ送り込まれた黒人モデルのジェームズ・ワシントンは、ナチスの残党によって築かれた第四帝国の月面秘密基地を発見する。 地球侵略の...
アイアン・スカイ (銀幕大帝α)
ナチスが月から攻めてきた!! -感想- 映画秘宝ライターが好むってのも解る気がする。 ブラックユーモア満載のおバカ映画です。 シュールなギャグで溢れてる。 映画の中でここまで北朝鮮を笑いものにした作品も珍しいんじゃないですかね。 いかにも北が言いそうな台詞...
『アイアン・スカイ』(2012) (【徒然なるままに・・・】)
西暦2018年、再選を目指すアメリカ大統領は人気取りのため、黒人のモデルを月面の裏側へと送り込む。しかしそこには第二次大戦末期に密かに脱出したナチスの秘密基地があったのだ。彼らは第四帝国を築き、地球への侵攻を企てていた! アメリカをはじめ世界各国の首脳た...
アイアン・スカイ (いやいやえん)
【ナチスが月からやって来る! 】これにカンパ金1億円が集まったという異例の作品。(制作費は、750万ユーロで約9億円らしい) 月の裏側に密かにナチスの残党が生き延びてたっていう設定だけで奇抜ですが、基地も逆さ「卍」だったのにはちょっと笑った。しかし月の裏...
映画「アイアン・スカイ」感想(DVD観賞) (タナウツネット雑記ブログ)
映画「アイアン・スカイ」をレンタルDVDで観賞しました。日本では2012年9月に公開された、フィンランド・ドイツ・オーストラリアの3国合作映画です。出自からしてかなりマ...