☆風邪気味なので、短めに・・・。
これは、非常に面白かった。
「TVドラマの映画版」で括っては申し訳ないほど、出来が良かった。
冒頭に、殺人事件のキーマンである石神の日常を追っていくが、このシーンが、後からとても事件の種明かしに絡んでくるのだが、見ている私は、その時点では分からない、けれど面白い、グイグイと画面に引き込まれるのだ。
私は、その時点で、「ああ、これは、映画だ!」と安心した^^
◇ ◇
私は、原作の東野圭吾が人気作家になってからは、ほとんど読まなくなってしまったのだが、映画化されたこの作品や、先の『g@me』などを観ていると、ちゃんと「本格(ミステリ)スピリッツ」を忘れていないのだなと感じた。
今回の派手なトリックも、私は、非常に感心した。
私は、密室トリックが非常に好きなのだが、今回のアリバイトリックも、その種明かしの突き抜け具合が、高品質の密室トリックのようで、良かった。
東野圭吾は、その本格トリックに、大衆的な悲劇を程よくブレンドさせたが故に、人気作家となったのだが、今回は、その悲劇性側面においても、「石神のアガペ」におけるトリックが設えられてもいて、二重に感動した。
原作では、この石神のキャラは、容姿も悪い、うだつのあがらない天才数学者であるという。
それを堤真一という二枚目が演じていて、ミスキャストになりそうだったが、堤は見事に演じていた。
最後の慟哭がいい・・・。
◇ ◇
私と同い年の、湯川先生を演じた福山雅治だが、格好良かった。
この人、すかした外見だが、ラジオなどでは下ネタをバンバン言うし、私は、好きである。
愛など計算には考慮しないと語っていた物理学者が、愛ゆえに犯罪に走った親友への友情に悩んでいく姿が、作品のテーマ性として見事だった。
◇ ◇
そして、事件の犯人である松雪泰子・・・。
美しい・・・、美し過ぎます^^
あまりにも綺麗なので、私は、容姿の欠点を見つけようとしてしまった^^;
美しいだけで罪であり、今回、受身の役で、あらゆる状況に、あらゆる感情の爆発を余儀なくされるが、私などは、「美しく生まれた罰だから、もっと苦しむが良かろう」などと、心の片隅で思うのだった・・・。
しかし、物語上、この方、少なくとも二度は結婚しているみたいだね。
まさか、『デトロイト・メタル・シティ』の悪徳メタル社長と同一人物とは思えないわ~^^;
(2008/10/05)
これは、非常に面白かった。
「TVドラマの映画版」で括っては申し訳ないほど、出来が良かった。
冒頭に、殺人事件のキーマンである石神の日常を追っていくが、このシーンが、後からとても事件の種明かしに絡んでくるのだが、見ている私は、その時点では分からない、けれど面白い、グイグイと画面に引き込まれるのだ。
私は、その時点で、「ああ、これは、映画だ!」と安心した^^
◇ ◇
私は、原作の東野圭吾が人気作家になってからは、ほとんど読まなくなってしまったのだが、映画化されたこの作品や、先の『g@me』などを観ていると、ちゃんと「本格(ミステリ)スピリッツ」を忘れていないのだなと感じた。
今回の派手なトリックも、私は、非常に感心した。
私は、密室トリックが非常に好きなのだが、今回のアリバイトリックも、その種明かしの突き抜け具合が、高品質の密室トリックのようで、良かった。
東野圭吾は、その本格トリックに、大衆的な悲劇を程よくブレンドさせたが故に、人気作家となったのだが、今回は、その悲劇性側面においても、「石神のアガペ」におけるトリックが設えられてもいて、二重に感動した。
原作では、この石神のキャラは、容姿も悪い、うだつのあがらない天才数学者であるという。
それを堤真一という二枚目が演じていて、ミスキャストになりそうだったが、堤は見事に演じていた。
最後の慟哭がいい・・・。
◇ ◇
私と同い年の、湯川先生を演じた福山雅治だが、格好良かった。
この人、すかした外見だが、ラジオなどでは下ネタをバンバン言うし、私は、好きである。
愛など計算には考慮しないと語っていた物理学者が、愛ゆえに犯罪に走った親友への友情に悩んでいく姿が、作品のテーマ性として見事だった。
◇ ◇
そして、事件の犯人である松雪泰子・・・。
美しい・・・、美し過ぎます^^
あまりにも綺麗なので、私は、容姿の欠点を見つけようとしてしまった^^;
美しいだけで罪であり、今回、受身の役で、あらゆる状況に、あらゆる感情の爆発を余儀なくされるが、私などは、「美しく生まれた罰だから、もっと苦しむが良かろう」などと、心の片隅で思うのだった・・・。
しかし、物語上、この方、少なくとも二度は結婚しているみたいだね。
まさか、『デトロイト・メタル・シティ』の悪徳メタル社長と同一人物とは思えないわ~^^;
(2008/10/05)
あまり表情を変えない石神なんですが、その切ない片思いは見ていて凄く胸に響きましたよ。
『クライマーズ・ハイ』といい、『魍魎の匣』といい、堤真一はいい役者だと思いますけど、私の職場の、私を厳しく怒る上司に似ていて、素直にほめにくい私がおります^^;
これからもよろしく!!